「黒は美しい」 by 千利休
ひさしぶりに靴下を買った。
以前にテレビでも何度か話しているが、僕の靴下の買い方は特殊だ。一部では「岡田斗司夫方式」として知られているけど、あんまり女性には評判のいい方式ではない。
でも、一人暮らししてる男性なら、この方式の魅力がわかってくれると思う。
まず、今までの靴下を捨てる。ハイキングや山登り用の分厚い専用の以外、すべて捨ててしまう。で、いつものとおり、同じ黒の靴下を15足買う。
僕の場合は24時間営業してる西友の西荻店で、3足セットの靴下を五つ買った。
なんで同じ靴下を15足も買うかというと、人生で靴下に関してこれ以上の時間を奪われないためだ。
人間、あんがい靴下に時間を奪われている。
忙しい朝、引き出しから引っ張り出した靴下が左右で柄が違うとか片方のゴムが伸びているとか。そういうつまらないことに時間は使いたくない。
しかし、靴下をはかないと足がなんか不自然だ。人は誰も石田純一になれるわけではない。戦う男には靴下は必要不可欠なのだ。
でも靴下を干した後に左右でそろえるとか、もうめんどくさい。
しかし、岡田方式なら簡単だ。
買ってきた15足の靴下をバラして、なんにも考えずタンスに突っ込む。あとは使うときに上から適当に2本取ればよい。全部同じ靴下だから15足、つまり30本の靴下は全部同じものだ。(外側だけにワンポイントとか、無いのを選ぶのは当然)
だから適当に2本タンスから引っこ抜けば、どの組み合わせではいてもOK。ゴムがゆるんできたり糸が出てきたら、ためらわずその靴下はゴミ箱に。
洗濯だって、乾燥機から出した靴下をタンスに突っ込むだけ。洗いすぎて穴が開いたら捨てるだけだから、洗濯の順番も気にしない。
これ、本当に楽だよ。
欠点は、言うまでも無く「年中同じ靴下」ということ。だからオシャレな人にはオススメできない。いしかわじゅんはこの方式を聞いたとき「え?でも服に合わせていろんな色や柄の靴下楽しみたいだろ?」と聞いてきやがった。
どうせ僕はテメーのようなオシャレさんとは違うよ!
ズボンだって黒しか持ってない。靴もいろいろあったけど、黒以外は捨ててしまった。
セシールの通販で黒い下着が簡単に入手できるとわかってから、いまや僕は下着まですべて黒一色だ。
上に着るアロハやTシャツだけ色がある。
オシャレに自信や興味がない人、この方式は便利だよ。
仲間にならない?
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コメント
こんにちは。
笑いました!ウチの主人がまさにこの買い方です。
白ですけど。
ヨーロッパに住んでいるんですが、よく10足入りくらいのパックが売られているので、こういう買い方は意外と浸透しているかも知れません。
私はオシャレじゃないことより、傷んだのをいつまでも使われることの方が嫌なので、定期的にまっさらに新調してくれるのは却っていいなと思います。
投稿: ydr | 2006年10月 5日 (木) 02時12分
私も同じやり方してます。仲間☆
でも黒じゃなくてグレー選んでました。
買い足す時に同じようなグレー選んだつもりでも微妙に色違いになったりしてます。
そんなわけでたまに左右少し色違いの靴下を履くことになります。でも誰も気づかないだろうからいいやと気にしてません(笑)
投稿: ネルオフ | 2006年10月 5日 (木) 06時46分
是非仲間になりたいと思います。
投稿: 空手戦隊クウガマン | 2006年10月 5日 (木) 14時06分
こんばんは、はじめまして。
子供の靴下を、この方法で、買ってました。でも、幼稚園なので、黒ではなく、白でやったのが間違いの元。
毎日、いろんな度合いで、泥んこにしてくるので、左右で、落ちきれなかったシミの具合が違っていて、変でした。これが通用するのは、大人…てことですね(笑)
投稿: う〜さん | 2006年10月 5日 (木) 20時55分
私も同じ方式です。
ユニクロの靴下なのでいつでも同じのが買えます。
だから「今までの靴下を捨てる」という段階がなくていいですよ。
投稿: yohn | 2006年10月 6日 (金) 23時38分
岡田さん、メールでは初めまして。初代の「トップをねらえ」が好きなオタクのひとりです。もちろん「エヴァ」だって見ましたが、私的には「トップ1」が最高です。
さて靴下の買い方で連想したのは古典物理学者wのアインシュタインです。確かあの天才は同じ洋服を12着以上同時に買っていたと何かで読んだことがあります。理由は「洋服選びに煩わされないため」だそうです。
投稿: 山本美孝 | 2006年10月18日 (水) 00時46分