正座椅子が来たよ
日曜に通販で注文した正座椅子が来た。正座椅子というのは、正座しても脚がしびれないようにお尻の下にかませる折り畳みの小さな椅子のことで、もちろん、高座で使用するために買った。
いやしくも高座に上がろうという落語家なら、どんな前座であっても正座ぐらいは平気なのかもしれないけど、僕には無理!「正座もできない奴はプロじゃない」という人もいるだろうけど、僕はお金を取るのでプロであることは間違いないし、正座できようが着物の着付けができようが、それよりなにより「噺が面白い」というほうが大事でしょうが。
どっちかというと問題は、正座椅子を使っても10分程度で痺れてしまう根性ナシの僕の足、というあたりではないでしょうか?(笑)
正座椅子以外にも高座に持ち込む予定のものはいろいろある。今のところ僕は見台と膝隠しを使う予定。見台というのは、上方落語で使う座卓で、膝隠しというのは足元を隠す小さな衝立のこと。その他、子拍子という鳴り物や竹製の扇子を皮で巻いた張り扇を使うのも上方の特徴。
http://www.nikkei.co.jp/weekend/kat/20050304sy834000_04.html
江戸落語に慣れている人は「扇子と手ぬぐいだけを持ち、高座の上には座布団一枚」というシンプルなスタイルに慣れているだろうけど、僕は上方風にやるつもり。
いや、上方風というより邪道だなぁ。だって見台の上には他にエビアンと目覚まし時計とレジュメ置くつもりだもん(笑)
あ、そうだ、いいこと思いついた!
「座布団だけでやるのが江戸流」「見台や膝隠し使うのが上方流」、だったら、これでいいじゃん!
「見台や膝隠しや時計やミネラルウォーターありで、おまけに高座でも正座しなくていいのが吉祥寺流」
これなら正座椅子とか脚の痺れとか気にしなくてもいいし・・・
あれ、お客さんが引いてる・・・
まるで昨夜の談笑さん独演会の芝浜(改)みたいに引いてますよ!
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