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2006年11月12日 (日)

ガンダム芸人(追記)

 こないだ書いた感想なんだけどね。
 いろんなブログで引用されたりしてるけど、ちょっとスタンスの差を感じているよ。ガンダムファンの人たちがガッカリしたのは「濃いガンダム番組」ではなかったからかもしれないけど、アメトークは違うでしょ?
 
 今回の件で言えば、僕は「ガンダム番組」としては見ていなかったし、期待もしていなかった。番組の作り手側も、当たり前だけど「芸人のトークバラエティ」として作っていたに決まってる。
 
 僕がいまいちだな、と思ったのは、あくまで「トーク番組として質」の部分。
 なので出演者がキャラの名前間違えたとか、そういう瑣末なディティールはかまわないんです。
 
 問題は、ガンダム芸人さんが「プロ(?)も驚くマニアックさ」を持っていないと話にならないんじゃないの?ということ。
 たとえば「芸人料理選手権」なら、くろうとはだしの料理の腕前を披露できないとダメでしょ? 家庭の主婦程度の料理を自慢げに披露されても「ふ~ん」と言うだけで、番組として、シャレとして成立しない。
 
 しかし、今回のガンダムトークでは、ただ単に「どれぐらい好きか」しか語らせていないし、内容もそのあたりどまり。土田の部屋に「ガンダムしかない」というヘンテコさに誰もつっこまないしね(笑) アニメが好きならガンダム以外もあるはずだけど、ガンダムしかない、というのは「美少女フィギュアしかない」というよりも異常だと思うぞ。
 
 出演者も「ガンダムを語ることによって観客や視聴者を面白がらせる」というレベルに達していない。それは「プロ顔負けの料理」ができてないのと同じく、「本物のオタクも引くほどの濃度」がないと、「さすが芸人さん」という笑いにつながらないんじゃないかなぁ。普通程度のオタク話に対して、蛍原が無理やりに突っ込むのは、やはり無理があるよね。
 ぶっちゃけて言うと、観客席の女の子たちが引いていた程度は「自分や友達の彼氏にいる程度のトークレベル」だと思いました。もっと会場の女の子が引くほどの濃さを見せつけって、そのうえで「お前キモチワルイ!」というツッコミで笑いを取らないと。
 なのにガンダム芸人さん、普通すぎ。

 最近のアメトークは、そういう芸人のフレームアップが過剰すぎて、それをツッコミや演出だけで盛り上げようとしているところがちょっといただけないです。
 
 それに比べて昨日のやりすぎコージーが期待できそうなのは、スタッフが「売れてなくても、数字を持ってなくても面白い奴を出そう」という姿勢が見えるから。
 あと、どうしようもなく感じてしまうのは、雨上がりとWコージの「トーク差配力」の差。これはもう、今はまだしかたないよ。年季が違うんだから。

 せっかくゴールデンに移動したんだから、しんどいけど今が踏ん張りどころだと思う。 スタッフも手を抜かず支えてあげてほしいなぁ。
 頑張れ、アメトーク!
 

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