芸人はコレを歌え!
先日のアメトーク「昭和アニメソング芸人」を見た。
お笑い芸人さんたちが、自分の好きな昭和アニソンを歌ったり紹介したり、という番組なんだけど、なんかイマイチ。選曲が当たり前すぎてつまんないなぁ。
たとえば中川しょこたんが選んだのは「デリケートに好きして」。たしかに上手い。オリジナルに対する愛も充分に感じられるし、文句のつけようがない。
カラオケとしては。
でも、なんか面白くないんだよねぇ。しょこたんが歌う意味がない。あれだったらオリジナル聞いてたほうが安定感があっていいと思うよ。
雨上がり宮迫の「ダンバイン飛ぶ」も、悪くはなかった。ちゃんと歌う体制になっていたら、それなり以上に聞けるものにはなっていただろう。でも、それだけ。「たしかに宮迫は歌が上手いなぁ」と感心して、それ以上の面白さはない。
う~ん、キミたちは芸人なんだから、もうちょっと「面白い」を目指した方がいいんじゃないの?単に「こんなマニアックなアニメソング知ってます」「歌えます」じゃあつまんないよ。
いま、彼らに必要なのはアニソン・コンシェルジェだ。本人がなにを歌いたいかではなく、キャラと声質、才能を分析して本人の魅力をそれ以上に引き出す昭和アニメソングを紹介してくれるコンシェルジェ。
というわけで、僕もやってみました、昭和アニメソング・コンシェルジェ。
お笑い芸人の皆さんには、以下の楽曲に挑戦してみて欲しい。
まず中川翔子・雨上がり宮迫には、ぜひともペアで「斗え!忍者キャプター」を。シングルカットのB面はもちろん「CROSS FIGHT!」(『破邪大星ダンガイオー』の主題歌)でお願いします。
友近姐さんにはやっぱり「コスモスに君と」(『伝説巨神イデオン』ED)でしょう。ちょっと”ちあきなおみ”テイストを足してくれるとオリジナルを超えれるんじゃないかなぁ。
ケンドー・コバヤシは・・・う~ん、意欲や知識は買うんだけど、地声はいいんだけど、なんとも音程が不確かだよね。爆笑問題の二人とトリオを組んで「スーパースリーの歌」を歌う、というあたりでいかが?楽しく歌えばそれ以上は求めない楽曲だし、あんがい3人の声質(特に田中さん)に向いてるからいいんじゃない?
田中さんメインだったら「幽霊城のドボチョン一家」が絶対のオススメなんだけどね。得意のマッチっぽく歌うのがコツ。
ケンコバ単体で歌いたいとなると、できるだけリズムがシンプルで拍子の取りやすい軍歌っぽいやつ。たとえば「母子シャチの歌」(『柔道賛歌』ED)とか、「荒野の少年イサム」とかね。これが「オー・サンボーイ」というEDになったら、正直ケンコバの手には余る。品川庄司・品川が似合うと思うな。ビジュアル的にも。
ペナルティ・ヒデは「スターダストボーイズ」(『宇宙船サジタリウス』主題歌)を歌いきったらファンが増えるはず。あの「芸人には無用なハンサム声」を活かすのはサジタリウスだよね。宮内弘と声の互換性があるから「二人の地平線」(『怪傑ズバット』挿入歌)や『仮面ライダーV3』のOP・EDもかっこいいと思うよ。
あと、「誰がために」(カラー版『サイボーグ009』主題歌)と、「心はジプシー」(『超時空世紀オーガス』ED)は僕の持ち歌だから誰も歌っちゃダメね。
みなさんもいかがだろうか?
「この芸人にはコレが向いている」というアニメソングを探して、mixiやブログにどんどん書いてあげよう。自分の名前で検索かけてる芸人さん、多いからきっと届くよ。 次回のアメトーク「昭和アニメソング芸人」パート2では是非!コンシェルジェたちの意見を採用してね。
| 固定リンク
最近のコメント