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2008年3月30日 (日)

芸人はコレを歌え!

 先日のアメトーク「昭和アニメソング芸人」を見た。
 お笑い芸人さんたちが、自分の好きな昭和アニソンを歌ったり紹介したり、という番組なんだけど、なんかイマイチ。選曲が当たり前すぎてつまんないなぁ。
 
 たとえば中川しょこたんが選んだのは「デリケートに好きして」。たしかに上手い。オリジナルに対する愛も充分に感じられるし、文句のつけようがない。
 カラオケとしては。
 でも、なんか面白くないんだよねぇ。しょこたんが歌う意味がない。あれだったらオリジナル聞いてたほうが安定感があっていいと思うよ。
 
 雨上がり宮迫の「ダンバイン飛ぶ」も、悪くはなかった。ちゃんと歌う体制になっていたら、それなり以上に聞けるものにはなっていただろう。でも、それだけ。「たしかに宮迫は歌が上手いなぁ」と感心して、それ以上の面白さはない。
 
 う~ん、キミたちは芸人なんだから、もうちょっと「面白い」を目指した方がいいんじゃないの?単に「こんなマニアックなアニメソング知ってます」「歌えます」じゃあつまんないよ。
 いま、彼らに必要なのはアニソン・コンシェルジェだ。本人がなにを歌いたいかではなく、キャラと声質、才能を分析して本人の魅力をそれ以上に引き出す昭和アニメソングを紹介してくれるコンシェルジェ。
 
 というわけで、僕もやってみました、昭和アニメソング・コンシェルジェ。
 お笑い芸人の皆さんには、以下の楽曲に挑戦してみて欲しい。
 
 まず中川翔子・雨上がり宮迫には、ぜひともペアで「斗え!忍者キャプター」を。シングルカットのB面はもちろん「CROSS FIGHT!」(『破邪大星ダンガイオー』の主題歌)でお願いします。
 
 友近姐さんにはやっぱり「コスモスに君と」(『伝説巨神イデオン』ED)でしょう。ちょっと”ちあきなおみ”テイストを足してくれるとオリジナルを超えれるんじゃないかなぁ。
 
 ケンドー・コバヤシは・・・う~ん、意欲や知識は買うんだけど、地声はいいんだけど、なんとも音程が不確かだよね。爆笑問題の二人とトリオを組んで「スーパースリーの歌」を歌う、というあたりでいかが?楽しく歌えばそれ以上は求めない楽曲だし、あんがい3人の声質(特に田中さん)に向いてるからいいんじゃない?
 田中さんメインだったら「幽霊城のドボチョン一家」が絶対のオススメなんだけどね。得意のマッチっぽく歌うのがコツ。
 ケンコバ単体で歌いたいとなると、できるだけリズムがシンプルで拍子の取りやすい軍歌っぽいやつ。たとえば「母子シャチの歌」(『柔道賛歌』ED)とか、「荒野の少年イサム」とかね。これが「オー・サンボーイ」というEDになったら、正直ケンコバの手には余る。品川庄司・品川が似合うと思うな。ビジュアル的にも。
 
 ペナルティ・ヒデは「スターダストボーイズ」(『宇宙船サジタリウス』主題歌)を歌いきったらファンが増えるはず。あの「芸人には無用なハンサム声」を活かすのはサジタリウスだよね。宮内弘と声の互換性があるから「二人の地平線」(『怪傑ズバット』挿入歌)や『仮面ライダーV3』のOP・EDもかっこいいと思うよ。
 
 あと、「誰がために」(カラー版『サイボーグ009』主題歌)と、「心はジプシー」(『超時空世紀オーガス』ED)は僕の持ち歌だから誰も歌っちゃダメね。
 
 みなさんもいかがだろうか?
 「この芸人にはコレが向いている」というアニメソングを探して、mixiやブログにどんどん書いてあげよう。自分の名前で検索かけてる芸人さん、多いからきっと届くよ。 次回のアメトーク「昭和アニメソング芸人」パート2では是非!コンシェルジェたちの意見を採用してね。

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明日のテレビ出演

つながるテレビ@ヒューマン
3/30 (日) 23:10~23:50 NHK総合

昨年末の「大掃除特集」に続いて2回目の出演です。
今回は「北京オリンピック特集」。
今回もまた、「オタクねた」「ダイエットねた」ではないのに僕に語らせるという、なんでやねん的仕事だけど面白かったです。
いや、土田晃之さんは頭いいし、全体コントロールは勝村政信さんがすごくアットホームな雰囲気でまとめてくれてるし。
なのに、これで最終回。
最終回なのに、特集が4ヶ月も先の北京五輪。おまけにゲストが岡田斗司夫。
ああ、この我が道を逝くっぷりがNHK。そこにシビれるあこがれるぅ!ですよ。

とりあえず、春っぽい格好がいいだろうと思ってピンクのジャケット着て収録に行ったら、土田さんも勝村さんも淡い色のジャケットでした。
がっかり。

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2008年3月25日 (火)

今週金曜の「ドリームプレス社スペシャル」に注目!

レコーディングダイエットの大特集が、今週金曜の夜にオンエアです。
以下、番組情報サイトより転載。

ドリーム・プレス社スペシャル
3/28 (金) 18:55~20:54 (119分) TBSテレビ (地上波) バラエティ / 総合

時間拡大版。作家や大学講師を務め、“オタクの教祖”と称される岡田斗司夫(としお)氏の「レコーディング・ダイエット」を紹介する。岡田氏は、食べた物を記録し、摂取カロリーを調整する減量法を発案。きっかけは、自分が食べ歩いた品のメモを見返し、量の多さに驚いたことだという。森三中・村上知子が実践を試みる。
出演 岡田斗司夫 ゲスト 村上知子 司会 安住紳一郎 / 黒柳徹子 / 大竹まこと 

今回の特番は第一弾ということで、今後同番組で第二、三弾も予定しているそうです。その間ずっと森三中の村上さんは密着取材をされ続けるそう。なんとも気の毒な・・・。

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2008年3月24日 (月)

「遺言」第五章のお知らせ

2008年4月14日(月)
岡田斗司夫の『遺言』第五章
【出演】岡田斗司夫
Open18:30/Start19:30
¥2000(飲食別)
前売は3/29~ローソンチケットで発売(Lコード:34036)

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2008年3月21日 (金)

ランバ・ラル対ぼく

 週刊アスキーでの連載、やっといま二本書いた。
 一週遅れで進行してるから、これでようやっと追いついた計算だ。
 でも、しあさって月曜には次の締め切りがやってくる。週刊連載、久しぶりだから慣れるのに時間かかりそうだな~。

 とりあえずあと3週間でペースを掴まないと、大学の講義が始まる。まるで週刊連載が2本、同時進行してるみたいだ。さすがにキツい。
 プロのライターならこれぐらいは当たり前かもしれないけど、僕は「締め切り」「テーマ」「フォーマット」のどれ一つ守れないのでライターを名乗ることを自らに許していない。つまり提供する商品の「品質」「内容」「スケジュール」すべてが保証されないのが僕の文章だ。
 これが「文学」ならば許されるかもしれないけど、僕が書いてるのはいわゆるライトエッセイみたいなものだから、シャレにならないよねぇ。

 それでも、なにか意地みたいなのはある。
 同じ雑誌に載ってる神足さんのエッセイが面白いんだよ。僕はこの人に勝ちたい。今の自分では勝てないのはわかってる。この人はこの面白さをもう何十年と維持してるのだ。
 すごい。
 いわば歴戦の勇士ランバ・ラルだ。
 僕といえば、畑違いのダイエット本が売れたと言うだけで同じ土俵で戦わせてもらってる。
 「ぼうず、勘違いするな!おまえの腕のおかげじゃない。お前のモビルスーツの売り上げに感謝するんだな!」てなもんだ。

 ああ、僕はあの人に、神足さんに勝ちたい。

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2008年3月 9日 (日)

ま、金ならあるし

Photo 週刊アスキーで連載してる無駄遣い日記「ま、金ならあるし」のシンボルキャラに、トップ画像を入れ替えてみた。
 なんだかすっごく邪悪で気に入ってます。

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2008年3月 7日 (金)

テリー伊藤さんのブレーンは、僕のファンなのか仮説

 最近、テリー伊藤さんの発言が、僕と似通ってきている。

 以前に「オジサンズ11」に出演したときに、『いつまでもデブと思うなよ』で僕と書いたのとまったく同じ発言をされたときには「へぇ、偶然というのは恐ろしいなぁ」と思っていた。
 でも今、『太田光の私が総理大臣になったら…』を見てたら、あ、これは偶然じゃないのかも、と思った。

 「ネットは人をバカにする可能性がある」「ネットは一日1時間までを心がけている」
 たしかに僕はこう発言したし、ずっとこの問題について考え続けている。しかし、これはネットに対する警戒感や反感ではなく、「いかにネットという人類文明史上おそらく最強のツールと付き合うのか」という問題に対して、自分なりの実験や経験を通して語っているつもりだ。
 なにせスタート位置が「ネットの多用によって最近の私はバカになっていたようだ」という発見から、「ひょっとしてネットは等しく人を『考えなくする装置』なのかもしれない」という疑問まで、まぁネット中毒者なりにかなりマジメに考えてるわけ。
 でも、テリーさんの主張は、もっと単純なネット批判のように見える。
 おそらく、番組の構成作家または伊藤さん個人のブレーンに僕のファンがいて、僕の発言まんまをレクチャーしてるんじゃないかな? でも僕が対談やGyaOジョッキーなどで話してるのは、あくまで「いま考えていることの素描」なので、かなりはしょった表現になってる。だから伊藤さん(または構成作家やブレーン)が上記の単純な構図として受け取るのもしかたないだろうね。
 それになにより、テレビのバラエティという「わかりやすいフレーム」に落とし込むために、単純な善悪論に納めてるのかもしれない。なんせ「人を考えなくする装置」としてはテレビの方が大先輩だし(笑)
 とりあえず、「最近のテリー伊藤さんの発言には注目してる」とだけは書いておくことにしよう。

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2008年3月 5日 (水)

このメモ帳でヤセる

 3月18日(火)に新潮社より新刊が出ます。
 その名も『このメモ帳でヤセる』。(1000円)
 Photo

出版社: 新潮社; 不定版 (2008/3/18)
ASIN: B001524ZHG
発売日: 2008/3/18

 

 副題は「いつまでもデブと思うなよ 実践ガイド」とあるとおり、いわば同書の完全攻略本です。書籍コードが「雑誌」で紛らわしいけど、「新潮45」の別冊という意味、つまりムックですね。なので続刊の予定はなく、単発本です。

 最大のポイントは付録の「ヤセるメモ帳」。僕自身が持てる力を振り絞って監修し、細部までこだわりまくって作りました。この本をよ~く読んだら、あとは使い方通りに記入するだけでヤセる!というと言い過ぎかもしれませんが、「書き込むだけで効果が出る」と言えるレベルには持って行けたと思います。
 メモ帳のデザインも、ちょっと見にはオシャレでブランドっぽいモノグラム・デザイン。でもよく見るとkcalとかDV(デブ)とか3Lとか、ちょっと笑っちゃうような体裁です。名前を書くだけで人が死ぬのが「Death Note」なら、書くだけで脂肪が消えちゃう。いわば「Debu Note」というわけです。
助走~離陸~上昇~巡航の各段階を標準的なペースで配分し、90日間でヤセちゃおう!という「ヤセるメモ帳」をぜひ体験してみてください!

 その他、「いつまでもデブと思うなよ」出版後に多かった質問や新しい実験など、レコーディング・ダイエットの最新情報を網羅しました。ダイエットに実は使える「お助けグッズ」の紹介や、毎日を1500kcalで美味しくすごすレシピなど、僕自身が台所で腕をふるってがんばりました。
 アマゾンのリンクも張っておきますが、地元の書店でぜひ予約してください。(自分の住んでいる土地を守るため、できるだけ地場産業・地場店舗を応援するべきだと思います)

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