体重グラフを書こう!
メールなどの質問で一番多いのが「一日何kcalぐらいにすればいいでしょうか?」だ。
これ、いつも答えられなくて困ってしまう。
こういう質問をする人は、だいたい「一日何kcalぐらい食べたら、自分の体重が増えも減りもしないのか」を知らないんだよね。
レコーディング・ダイエットでは「助走」と「離陸」という期間を重視している。言うまでもなく、「助走」というのは食事記録をつけるだけ。「離陸」というのは、食事記録のカロリーを調べてメモするだけの期間を指す。
さて、「いつまでもデブと思うなよ」に書いたとおり、助走期間中から毎日体重を計って、それを記録していたら「食べたものと体重の相関関係」が徐々に見えてくる。
これだけ食べたら体重が増える。食べなければ減る(または現状維持する)。
自分の体でこれを知るというのが、実はかなり重要なんだよね。
で、離陸期間も体重記録をつけていれば、「摂取カロリーと体重の相関関係」もわかりやすくなる。
たとえば僕の場合だったら、
2500kcal以上=体重増加>1800~2200kcal=体重維持>1500kcal以下=体重減少
以上のデータを元に、僕は自分の「効率よく痩せるための摂取カロリー=1500kcal」を出したわけ。
で、これをさらにわかりやすくするための秘密兵器が「体重グラフ」だ。
毎日の体重をデジタル式の体重計で測って、コンマ1キロの単位で折れ線グラフにしてみよう。
日々の体重の増減に一喜一憂する必要はない。とりあえずグラフの勾配にのみ、注目すること。
●体重グラフが水平に延びている場合・・・あなたが食べているカロリーは、ちょうど現状維持と言うことになる。それよりも300kcal程度減らしたら、体重は減り続けるだろう。
●体重グラフが右肩上がりになってる場合・・・あなたはカロリーを摂取しすぎである。
●体重グラフが右肩下がりになってる場合・・・現在のカロリー摂取量を続けると痩せる。
ね、単純でしょ?
体重グラフとカロリー摂取記録を並べてみたら、「私が効率よく痩せて、なおかつお腹が空いて苦しまないためには、何kcalぐらい毎日食べるのが妥当か」がわかってしまうわけ。
ポイントは「何kcal食べれば痩せるのか」じゃないんだよね。
「何kcal食べれば、体重が増えも減りもしないのか」という中央値を見つけるのが一番大事なんだ。その中央値さえ見つけてしまえば、あとは苦しくない程度に減らした数字でトライすればいい。一週間以内に体重グラフが右肩下がりになりさえすれば、そのまま続ければOK。
なにも僕なんかにメールして聞かなくても、自分の体で実験してデータをとるのが一番簡単で確実だと思うよ。
以上、今日のお話は「体重グラフを書こう」でした。ではまた明日、なんか書くね。
おやすみ。
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