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2009年5月31日 (日)

体重グラフを書こう!

 メールなどの質問で一番多いのが「一日何kcalぐらいにすればいいでしょうか?」だ。
 これ、いつも答えられなくて困ってしまう。
 こういう質問をする人は、だいたい「一日何kcalぐらい食べたら、自分の体重が増えも減りもしないのか」を知らないんだよね。

 レコーディング・ダイエットでは「助走」と「離陸」という期間を重視している。言うまでもなく、「助走」というのは食事記録をつけるだけ。「離陸」というのは、食事記録のカロリーを調べてメモするだけの期間を指す。
 さて、「いつまでもデブと思うなよ」に書いたとおり、助走期間中から毎日体重を計って、それを記録していたら「食べたものと体重の相関関係」が徐々に見えてくる。
 これだけ食べたら体重が増える。食べなければ減る(または現状維持する)。
 自分の体でこれを知るというのが、実はかなり重要なんだよね。

 で、離陸期間も体重記録をつけていれば、「摂取カロリーと体重の相関関係」もわかりやすくなる。

 たとえば僕の場合だったら、
 2500kcal以上=体重増加>1800~2200kcal=体重維持>1500kcal以下=体重減少

 以上のデータを元に、僕は自分の「効率よく痩せるための摂取カロリー=1500kcal」を出したわけ。

 で、これをさらにわかりやすくするための秘密兵器が「体重グラフ」だ。
 毎日の体重をデジタル式の体重計で測って、コンマ1キロの単位で折れ線グラフにしてみよう。
 日々の体重の増減に一喜一憂する必要はない。とりあえずグラフの勾配にのみ、注目すること。
●体重グラフが水平に延びている場合・・・あなたが食べているカロリーは、ちょうど現状維持と言うことになる。それよりも300kcal程度減らしたら、体重は減り続けるだろう。
●体重グラフが右肩上がりになってる場合・・・あなたはカロリーを摂取しすぎである。
●体重グラフが右肩下がりになってる場合・・・現在のカロリー摂取量を続けると痩せる。

 ね、単純でしょ?
 体重グラフとカロリー摂取記録を並べてみたら、「私が効率よく痩せて、なおかつお腹が空いて苦しまないためには、何kcalぐらい毎日食べるのが妥当か」がわかってしまうわけ。

 ポイントは「何kcal食べれば痩せるのか」じゃないんだよね。
 「何kcal食べれば、体重が増えも減りもしないのか」という中央値を見つけるのが一番大事なんだ。その中央値さえ見つけてしまえば、あとは苦しくない程度に減らした数字でトライすればいい。一週間以内に体重グラフが右肩下がりになりさえすれば、そのまま続ければOK。
 なにも僕なんかにメールして聞かなくても、自分の体で実験してデータをとるのが一番簡単で確実だと思うよ。

 以上、今日のお話は「体重グラフを書こう」でした。ではまた明日、なんか書くね。
 おやすみ。

 

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2009年5月30日 (土)

レコーディング・ダイエットの本質とは?

 「書きます」と宣言して一週間以上、申し訳ない!
 いや~、レコーディング・ダイエットについての総まとめを考えていたんだけど、どこから書き出していいやらでエラい悩んじゃって・・・。
 とりあえずこれからしばらくは、すこしばかり言葉足らずだろうが、毎日更新を目標に書き進めます。
 正しく書く、を目標にしたら手がすくんじゃうんだよね。多く書く、を目標にしないと。

 さて、なによりも悩んだのは「レコーディング・ダイエットの本質とは?」という定義問題。本を書いたあと、インタビュー受けたりテレビに出て「短くひと言でまとめてください」という要望に応えようとして、自分でもすっかり混乱しちゃった。
 いったい、レコーディング・ダイエットの本質ってなんだろう?
 カロリー制限ではない。それははっきりしている。
 食事記録と、反省?
 いや、近いけど違う。 レコーディング・ダイエットをはじめるまでの僕が挑戦し、そして失敗した数々のダイエット法との最大の差はなんだろう?
 たぶん、いちばん「本質」に近いのが「太る努力をやめよう」というひと言なんだよね。「痩せる努力をすべき」ではなく、「太る努力をやめよう」という発想の転換。この言葉を見つけたときに、僕の中でレコーディング・ダイエットというのがオリジナルのダイエット法というか、「思考法」として確立した瞬間だったと思う。
 「痩せる努力」と考えていた頃は、体重が減らないと「努力に失敗した」「ダメな俺」というネガティブループに囚われてたんだ。でも「太る努力」と考えるようになってからは、「おいおい、俺ってすごい努力の結果、このデブちんなボディを手に入れたわけか~」と苦笑いしながら思えるようになった。 そしたら、不思議なことに大好きなコーラや柿の種やグリコアーモンドチョコに対して「また太る努力しますか!ご苦労さんだね、オレ!」と思えるようになって、食べる量が減るようになった。
 ただし、あくまで「減るようになった」であって、「食べなくなった」でないことに注意ね。ゼロにする必要ないんだよ。美味しいんだから、おやつは。おやつは人生の喜びであり生き甲斐。そんなこと言われなくてもわかってる。だから「痩せるためには食べちゃダメ」と言われると「じゃあいいよ!痩せないから!」と言い返したくなるに決まってる。二者択一に追い込んじゃダメなんだよね、自分を。あくまで「ちょっと減らしてみようかな~」「全部食べないだけでも痩せるかもね~」と、ゆる~く考えたのが続けられたコツだと思う。
 レコーディング・ダイエットっていうのは、こういう「思考法」のカタマリであって、けっして「食事記録」や「カロリー制限」が本質じゃないと思うんだよね。
 でもテレビや雑誌というのは「ひと言で!」「要するに!」とワンフレーズを求めてくるし、よせばいいのに僕もサービス精神だけは旺盛だから応えようとしちゃうんだよね。
 でも、本質はおそらく以上のような「思考法」だと思う。あともう一つ、本質があるとすれば「グラフを書く」ということじゃないかと思うんだけど、それはまた明日ね。
 今日はここまで。おやすみ。

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2009年5月17日 (日)

グラフをつけよう

 ・・・という文章をここに書こうと思ったけど、〆切りの遅れでただいま連載原稿書きに追われて、ちょっと余裕がありません。
 とりあえずタイトルだけ書いて、今夜続きを書きます。努力します。ひ~

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2009年5月14日 (木)

予告

 今週末から、ここでレコーディング・ダイエットのまとめを書く予定。
 自分が逃げないように、ここに決意を書いとかなきゃ。
 とりあえず「いつまでもデブと思うなよ」以後の流れ、つまり「いかにリバウンドを避けるか」とか「レコーディング・ダイエットへの誤解」とか「卒業とはどういう状態か」を具体例で書くべきなんだろうね。
 あんまり細かく書いてもブログだし読みにくいだけなので、箇条書きっぽくメモ的になるだろうけど、思いついたことをどんどん書いていきます。

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2009年5月13日 (水)

吉本芸人・中山功太さんのダイエット

Photo

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 マンスリーよしもと5月号で、芸人の中山功太さんが、4ヶ月で70キロ→57キロまで落とした経緯を漫画で紹介されています。
 中山さんが採用したのは、もちろんレコーディング・ダイエット。同誌には中山さん自筆のダイエットメモも掲載されています。

 ちゃんと『いつまでもデブと思うなよ』を読んでスタートされ、メモだけの助走一ヶ月を含めてたった4ヶ月で13キロの減量に成功されたそうです。
 たった150円だし、関西以外ではなかなか手に入らない雑誌ですが、通信販売もしています。興味のある方はどうぞ!

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