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2009年8月30日 (日)

イモトも頑張ってるから、僕も頑張ろう

 10月10日に文藝春秋から『レコーディング・ダイエット 決定版』という文庫が出る。
 これは『いつまでもデブと思うなよ』を進化させた内容で、最新の成果「未来レコーディング」「カロリーグラフ」も取り入れた。おまけに文庫版で安く、携帯に便利。
 同時発売で『レコーディング・ダイエット 決定版手帳』という専用メモ帳も書店に並ぶことが決まっている。

 ・・・と、これだけだったらマコトにめでたい、というだけなんだけど・・・
 いま、まだ作業している。
 終わらない!
 昨夜届いたゲラの束が・・・

 日曜も祝日も、お盆も関係ない。
 プールや海や花火大会、もちろん遊園地とかに行かなくなって、もう何年だろう?
 本を書くのは、好きな仕事なんだけど、この仕事の果てには何があるというのだろう?

 ゲラ用紙にペンを走らせ、ポストイットを貼り、漢字の確認に電子辞書を叩き、合間に他の仕事の打合せやメールをこなす。

 気がつくと手が止まって、ぼんやりとテレビを見ていた。
 日テレのチャリティ24時間でイモトがマラソンしていた。
 大学を出たばかりの女子が、放送局の都合、ウソだらけのチャリティー番組とはいえ、とんでもない距離を走らされている。
 つかの間の休憩時間、慰問にあらわれた先輩芸人からの差し入れ、ハチミツレモンを大きく頬ばるイモト。
 口に入れる寸前、先輩芸人が「旨いぞ」と言った。
 イモトの目が一瞬、光る。サインを見逃さなかった。

 先輩はコメントの誘導をしてくれたのだ。
 いくら疲れてるからと言って、このシチュエーションで無言で頬ばってはいけない。かならず「口に入れた瞬間にリアクション」しなくてはいけない。
 芸人としてちゃんとした訓練や実績のないイモトは、ひょっとしたら生本番中に無言で食べてしまったかも知れない。それを避けるための先輩からのサジェストに気づくイモト。
 疲れ果てたこの瞬間にも、彼女に要求されている表情は「旨い!」「元気をもらった」「疲れが消える」だ。

 カメラがイモトの表情を大写しにする。
 ハチミツレモンを頬ばった瞬間、イモトは満面の笑みで「旨い!」と言った。
 イモトはちゃんと仕事をして、「そんな表情」を作った。
 僕はすぐにテレビを切った。

 イモト、偉いなぁ。お前は仕事をしてるよ。
 その仕事が意味あるのかどうか、それは知らない。
 チャリティーとはなんなのか、僕には語る意志も言葉もない。
 でもイモトは疲れ果てた体と気力を振り絞って、明るい顔を作って「仕事」していた。

 ・・・泣き言はやめて仕事しよう。
 あんな女の子だって仕事してるんだ。
 僕たちのような「他人様を笑わせてナンボ」「他人様の役に立ってナンボ」を商売にしている人間は、チャンスをもらって働くために生きている。

 とりあえず、いま僕にできることは文春のゲラを出すこと。
 岩波の事典の項目を出して、下書きの準備をすること。
 筑摩の書き下ろし本、第三章を上げること。
 週刊アスキーの次回ブロックを決めること。
 大学の講義準備をすること
 朝日新聞の人生相談に答えること。
 来週の取材・収録・対談・インタビューの準備をして、公開時期(季節)に合わせた衣装を準備すること。
 東京と大阪の「ひとり夜話」イベントの準備をすること。
 年末コミケに当選した場合の同人誌準備を考えること。

 イモトだって頑張ってるんだ。
 僕ができなきゃ、恥ずかしいじゃないか。

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2009年8月22日 (土)

おぐらクリームサンド!

 昨夜から、なぜか小倉クリームサンドイッチが食べたくてしかたない。
 で、ついさっき吉祥寺の駅ビル・ロンロン一階のサンドイッチ屋「メルヘン」に買いに走った。

 朝9時に起きてずっと水を飲むだけで原稿を書いていたので、まぁお腹が空いていたのもあるんだけど、やっぱ空腹時の糖分は体に染み込むね。
 二切れで400kcalぐらいと見積もっていたけど、あっというまに半分をコーヒーといっしょに美味しくいただいてしまった。

 そのまま台所に立って、野菜ジュースを作る。今朝も林檎・人参・レモン・トマトを各1/2個に豆乳180ccを加えたジュースだ。これも一気に飲んだら、今度は満腹で苦しくなった。
 野菜ジュース、豆乳、小倉クリームサンド、コーヒーという組み合わせが栄養学的にどうかは知らないけど、とりあえず今日は贅沢した!という感じを味わえた。
 これはこれで、僕にとっては「完璧な朝食」なのかもね。

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2009年8月13日 (木)

ここ、知ってた?

 昨日、新宿に出たついでにポッポ1929に行ってみた。
 食べログで見つけた店なんだけど、低カロリーでハンバーグが食べられる。ツインセットを注文して、海老バーグとヒジキ大豆バーグを頼み、ついでにデザートにチーズケーキまで食べた。
 いや、この店いけるよ!
 特にケーキのカロリーと味のパフォーマンスの良さにはびっくりだ。

 新宿には他にも菜食健美という精進食ビュッフェの専門店もある。
 こっちもオススメ。場所がちょっと抵抗あるけどね(笑)

 ああ、久しぶりに大阪の低カロリーバイキング悦にも行きたくなっちゃった。

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2009年8月12日 (水)

レコーディング・ダイエットの革命・その2

 レコーディング・ダイエットには、近年二つの革命があった。

 一つは以前に紹介した「未来レコーディング」。
 その日食べるものをあらかじめ決めて、カロリーまで書いてしまおう、という手法だ。

 もう一つの革命「カロリー・グラフ」は僕の発明ではない。文藝春秋社のデザイナー野中さんが考えて実践したものだ。
 原理は簡単、体重と同じく一日の摂取カロリーを毎日のグラフに記入するだけ。
 すると摂取したカロリーと体重の関係がよくわかる。

 たとえば、毎日1500kcalに収めてるつもりでも、二日に一回オーバーしてると体重の減りは止まってしまうのだ。
 1000kcalと2000kcalを毎互に続けたら、平均すれば1500kcal。これで問題ないはずなんだけど、実際は毎日1500kcalを維持した方がはるかに効率よく痩せる。

 あらためて書くまでもないけど、体重のグラフ化は絶対にやったほうがいい。単に体重をメモするだけだったら、自分の体重変化を感覚として捉えずに論理として捉えてしまう。
 「いま何キロか」「何キロ減ったか」も重要だけど、それ以上に「この一ヶ月は下り勾配か」「水平飛行か」を感覚として捕まえた方がダイエットはうまく続けられる。

 で、摂取カロリーを体重と同じ用紙にグラフで書くと、もうビックリするぐらいに「原因と結果」がよくわかる。
 毎日、食事メモをつけると「こんなに食べていたのか」という発見があるのと同様に、摂取カロリーグラフをつけると「こんなにオーバーした日が多いのか」「こんなにグラフがギザギザなのか」と驚くだろう。
 そういう人は、ダイエットに改善の余地がまだまだある。つまり「まだまだ痩せる余地がある」ってことだね。おめでとう(笑)

 「カロリーグラフ」については詳細を文春文庫に書き下ろす予定だし、専用メモ帳も同時発売する予定。でも自分で今すぐはじめられるから、やりたい人は今日から、いやデータをさかのぼって今月頭からはじめたらいいんじゃないかな?

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2009年8月11日 (火)

「ひとり夜話」イベントのお知らせ

 岡田斗司夫公式ページで告知されているとおり、新宿ロフトプラスワンでの「ひとり夜話」イベントが決まりました。
 ブログなどで紹介していただく場合は、リンク先は公式ページでお願いします。
 TV出演のオンエアや再放送の告知など、あんがい公式ページでマメに告知してもらってるので、ヨロシク。
 今回はダイエット系の話は未定だけど、質問コーナーを長い目に取りますので、なんでもどうぞ!
 

「岡田斗司夫の ひとり夜話」
● 開催日 : 9月23日(水・祝)
● 開催場所:ロフトプラスワン
●開演   :19:00
●内容  :「いま気になってる話」「絶対に見て欲しい本・DVDの話」「『実は・・・』の話」「短い質問に日本一長く答える」「不思議な話」「ものの見方の話」など

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2009年8月10日 (月)

「レコーディング・ダイエット決定版

 この一ヶ月、ずっと文春文庫の書き下ろし原稿を書いている。「いつまでもデブと思うなよ」の文庫化として企画していたんだけど、「アレも入れたい」「これも書き足したい」とやってるうちに、まる2章分を書き下ろして、その他本文を際限なく手直ししているのだ。
 これはもう、単なる文庫化とは言えなくなってしまったので、題名も一新して「レコーディング・ダイエット決定版」となる予定。

 同時発売の手帳では、最新のメソッド「カロリーグラフ」を取り入れている。
 いや、これすごいよ。詳しい方法は明日以降に回すけど、レコーディング・ダイエットに新たな革命を起こすかも。
 メソッド自体は実は文藝春秋の担当デザイナーさんが考えたもの。偉い!天才!

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2009年8月 5日 (水)

「いつまでもデブと思うなよ」オーディオブック化について

 「いつまでもデブと思うなよ」オーディオブック化についての情報が、公式ページに告知されました。

 その他、「いつまでもデブと思うなよ」のオーディオブック化についてや、マンガ夜話の再放送についての情報もあるので、興味ある人はチェックしてね。

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