レコーディング・ダイエット2.0について
今日はレコーディング・ダイエット2.0の話。
先週、書いたのがどれぐらいマジメに受け取られてるかわかんないんだけど、実はかなり真剣にオープン化を考えてる。
たとえばレコーディング・ダイエットの商品化問題。
これまでは出版社なり僕のところに申請が来て、内容をチェックしたり他の申請先と突き合わせしたり、いろいろ面倒なことも多かったんだ。
その結果、権利を許諾するかしないかだけじゃなく、権利料は?期間は?責任は?と手続きも多いし、僕の意向や商品チェックも充分にできないというケースばかり印象に残っている。
こういうのは、もうコリゴリ。
「商品化したい」という人はみんな「レコーディング・ダイエットってイケるよね」と思ってくれているはず。
そう思ってくれただけでも、実はうれしいし、ありがたい。
その動機が「売れて儲かりそう」であろうと「みんなの役に立ちそう」であろうとかまわない。
「いい商品」が出回りさえしたら、そんなのどっちでもいいと思うんだ。
実は昨日、こんなサイトを見つけちゃった。
レコーディング・ダイエットのiPhoneアプリ
公式サイトにもアップルストアにもきっぱり「レコーディング・ダイエット」って書いちゃってる。
「レコーディング・ダイエット」は登録商標だから、法律的にマズい。
でも、いきなり弁護士から内容証明というのもイヤじゃない?
正直、どうしようか、悩んだよ。
でも気づいたんだ。僕だけで考えたり解決したりするのはよくない。こういう情報も共有してこそのオープン化だろって。
さて、このアプリ開発者にどう伝えたらいいか。
わざわざレコーディング・ダイエットのソフト作ってくれたことはありがたい。
でも、NintendoDSのソフト開発した人たちは、ちゃんと面倒な契約交わしてくれたし、
このまま放置するのは彼らに対しても不義理だろう。
だから、このアプリ開発者だけじゃなく、すべてのレコーディング・ダイエット商品化希望者に対して、平等にオープンにすることに決めた。
今日から先、レコーディング・ダイエットについての商品化はずべてオープン申請にする!
どことも独占契約は結ばない。
申請してくれて、ちゃんと契約を交わしたら、どこでもレコーディング・ダイエットの商品を出していい。
iPhoneであれネットであれブログであれ、好きに開発してくれていい。
ただし!ちゃんと申請して欲しい。そしたらこのブログでみんなに報告するから。
申請はメールで僕あてでお願いします。
gfg04070アットマークnifty.comまで。
契約金とか最低保障とか、そういうのは必要ありません。
ちゃんと一つあたりのロイヤリティさえ支払ってくれれば充分です。
あと、ひとつひとつの商品に関して「岡田斗司夫が監修」とか公認とか、そういうのは不可能です。
時間もないし、このブログをちゃんと読んでくれたら、いちいち僕の監修は必要ないと思うし。
あともう一つ注意。
いま流通して権利が生きている商品、つまり書籍やDS、DVDなどに関してはそれぞれの契約期間が終わるまで待っていてほしい。
これもそれぞれの業界の人ならわかると思う。当たり前のことを言ってるだけだから。
携帯サイトに関しては係争中だから、ちょっと返事を待って欲しい。
たぶん問題ないはずだけど、こういうのは弁護士に相談しないと軽率なことは言えないから。
とりあえずの合言葉は「やりたい人は誰でも、商品化できるように」。
絶対とは言えないけど、ほとんどダメとは言わないつもり。
だからどんどん申請してきて欲しい。
そして、正々堂々とレコーディング・ダイエットの商品を作って売って、ちゃんと儲けて欲しいんだ。
さっきのiPhoneアプリ開発者には、この文章をメールにして、そのまま送ることにする。
たぶん、わかってくれるはず。
それで返事が無ければ・・・不本意だけど弁護士におまかせするしかない。
う~ん、「レコーディング・ダイエット」って書いちゃってるからなぁ・・・
なので、これから先もし「無許可っぽい」レコーディング・ダイエットの商品やサイト見つけたら、この文章をそのままコピペして送ってやってくれると助かる。
「岡田はこう言ってるよ。ちゃんと申請したらどうですか?」って助言してあげて欲しいんだ。
ビジネスで著作権に関わってる人だったら、今日のこのブログはとんでもなく革新的なことを言ってるのがわかると思う。
そう、僕は本気でオープン化を考えてる。
レコーディング・ダイエット2.0は、みんなで作るオープン・ソースなんだ!
今日はここまで。
じゃ、また明日ね。
追記:
アプリ制作者と連絡着いたよ。いま話し合ってるところ。
上手くいくよ。たぶん。
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コメント
こんばんはヽ(´▽`)/
こうみえて、わたくし図書館職員です(嘱託だけど)。著作権のことはいまだに勉強中。
岡田さんの考えはすばらしいと思います。広くレコダイが商品化されたら、きっとデブに悩む人が減ることでしょう。ただし、ガイドラインはしっかりしていないとだめですよね。毎日の記録、体重測定、4つのステップなど、正しく広まっていってほしいです。
私の周りでレコダイ挫折経験者といえば、岡田さんの本を読んでいないのに、食べ物を書いただけで「なんだ、やせないじゃん」と言っている人が多いから。
投稿: ちびうさまきこ | 2009年11月30日 (月) 23時31分
す、すごいぜ岡田さん!
全然考えてなかったけど
ダイエットの
商品開発をしたくなってきた。
アプリ制作者とうまくいくと良いなぁ。
登録商標を管理するのも大変なんですね。
投稿: FUJI | 2009年12月 1日 (火) 07時31分
著作権の事は良く分からないけど、「レコーディングダイエット」の単語を使ったら先生にちゃんとお金は入るようなシステムにして下さい!
開発者が儲るのは当たり前ですもん。
先生のように心が綺麗な人は「儲からなくていいや」と思いがちだけど、手続きが面倒ならその手続きのプロを雇えばいいんです。
その道に詳しい人は弁護士以外にいるはず。
青色ダイオードの開発者は裁判で闘う理由を「これから出てくる開発者の為に」と言いました。
開発者より真似をした人が得をするのはおかしいです。
ズルした者勝ちの社会は正直者が損をする社会。
そうならない為には大袈裟だけど、「開発者が得をするんだな」と思わせる社会になるように。
なので先生も忙しいでしょうけど、手続き頑張って下さい!
レコーディングダイエットが広まるのは大賛成です!☆
投稿: ママたん | 2009年12月 1日 (火) 10時15分
ひとつでも、いいやいいやになると、雪崩のようになってしまいますからね。後始末に困る前に絶対必要ですね。
一人でも多くの太っちょさんを救いましょう。救ってください!!!
あーあーこの本があと20年前だったら、どんな人生だったかなーアッ前にもそんなカキコしましたね。
投稿: ちゃ | 2009年12月 1日 (火) 11時51分
初めまして~\(^^)/
ブログの更新いつも楽しみにしてます。
これからも頑張ってくださぁい~(^▽^)
投稿: ちづる | 2009年12月 1日 (火) 12時16分
すばらしい! すばらしい! すばらしい! すばらしいいい!
投稿: 樫内慶太 | 2009年12月 1日 (火) 22時19分