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2009年12月30日 (水)

TV番組のウラと、サイン会のお知らせ

 今日で今年のブログ更新は終わりです。
 明日から1月3日まで、このブログもお休み。
 僕もちょっとモチ食って太ってきます(笑)

 まず、昨日の番組の話。
 昨夜オンエアの「潜入!リアルスコープ」、さっきやっと録画したのを見たよ。
 やっぱ、あいかわらず「運動も食事も、両方しないとダメ」という結論だった。
 でも、オンエアされなかった部分がポイントだと僕は思う。

 レコーディング・ダイエットに挑戦した二人は、僕も会ったけど、ちゃんと二人とも成果を出せた。
 つまり達成率は100%だ。

 ところが、運動系に参加していたのは、たしか5人ぐらいいたはず。
 つまり、運動系の場合は五人中で三人も脱落または結果が出せなかった。だから二人しか紹介されなかった。
 テレビ局が取材してケアしていながら、達成率が40%。このあたりが運動系の難しさだ。
 でも「やったけど失敗した」という情報を入れちゃうと番組は成立しない。
 だから最初から二人しかチャレンジしていないように編集しちゃったわけ。

 番組では「成功した人」だけを取り上げる。ウソをついてるわけではないが、こういうのをミスリードと言う。
 バブルの時代、株取引で成功した人ばかり取り上げたら、まるで株をやってない人が損したように見えちゃうのと同じ理屈だよね。

 あ、あと文藝春秋から訂正のメールが来ました。
 1月15日の三省堂サイン会、神保町本店ではなく、有楽町店だそうです。
 三省堂HPで、今日から告知がはじまり、このブログでも告知よろしく、だそうです。

http://www.books-sanseido.co.jp/blog/yurakucho/2009/12/post-130.html

 あと、落語家の立川談笑さんがレコーディング・ダイエットで15キロ以上痩せたことがわかりました。
 ピン芸人・中山功太さんといい、芸人さんに向いてるのかな?
 談笑さんには年明け、文春からロフトプラスワンのダイエットナイトへのゲスト交渉、していただく予定です。
 スケジュールが合えばいいなぁ。

 では、今年はここまで。
 みなさん、良いお年を。
 おモチは控えめにね(笑)
 じゃ、また来年!

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2009年12月29日 (火)

「離陸」 アタック・オブ・キラー・ソーセージ

 タイトルは70年代末の超3流SF映画「アタック・オブ・キラー・トマト(殺人トマトの襲撃)」のパロディだけど、気にしないで忘れて(笑)

 

火曜日は「離陸」について。
 カロリーを生まれて初めて意識すると、いろんなことに気づく。

 たとえばソーセージ。
 知ってた?豚バラよりサーロインステーキよりカロリー高いんだよ。
 コンビニで売ってる、フランクフルトって1本200kcalぐらいする。
 唐揚げ棒が150kcal弱だから、唐揚げよりカロリーが高い。
 揚げてないのにこのカロリーだから、アメリカンドッグなんて300kcalを楽に超えてるんだよね。
 あらびきフランクはアメリカンドッグよりさらに高カロリーだからご用心。

 昔からソーセージ大好きだったんだけど、こりゃ太るわけだよね。
 だから、人のブログ見てもこんな日記見たらドキドキしちゃう。

 「ダイエット中だから、朝食はヨーグルトと、小さいロールパンにウィンナーはさんで、かわいいホットドッグ作っちゃいました」

 ダメ~!
 ロールパンとウィンナーって、かなりクるよ!
 絶対におにぎりの方がマシだよ!

 あと、意外だったのが「おにぎりの具材、あまり気にする必要なし」ということ。
 具材の分量自体が少ないから、全体カロリーにはあんまり影響しない。
 それよりも好きな具を買った方がいい、とわかったよ。
 でも、「ドライカレー卵入り」「炒飯」「オムライス」とかは別ね。あくまで白いおにぎりの具の話。

 カロリーを知ることでなによりショックだったのが、おかきが高カロリーだ、という事実!
 ポテチは覚悟してたけど、おかきまで・・・
 柿ピーって一袋500以上あるんだよね。これをチョコとコーラや珈琲牛乳で三角食べしてたら、そりゃ太るよ。
 おかきは口の中が荒れるから、ソフトなプリンやシュークリームを間に挟んで食べていた。
 なんだか力士創世栽培用の高濃度食品みたいだよね。太る努力、我ながらすごい・・・

 柿ピーよりポテチがマシ。
 フランクフルトよりヒレステーキがマシ。
 カロリーの見知らぬ世界、びっくりすることばっかりだったよなぁ。

 あ、今日は深夜24時より、いよいよフジテレビ系列で「潜入!リアルスコープ」のオンエアです。
 僕は明日、コミケ参加で朝早いから録画になるけど、明日見て感想をまた書くね。

 今日はここまで。
 じゃ、また明日ね。

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2009年12月28日 (月)

「助走」 何を使って書いてる?

 月曜は「助走」について。
 僕は「手書きのメモによるレコーディング」を奨めている。
 理由は今まで何度か書いたので繰り返さないけど、別に「手書きじゃなきゃダメ!」という意味ではない。
 携帯派の人もブログ派やtwitter派の人も、それぞれ自分の好みや「続けやすさ」優先でかまわないと思う。

 で、僕は手書き派。
 書くにはメモ帳以外に筆記用具も必要だ。
 みんな、なにを使っている?

 最初、僕はシャーペンだった。
 書いても消せる。とりあえずカロリーおおざっぱに書いて、あとで調べて消しゴムかけて修整することもできる。
 ずっとメモ帳を使ってると、徐々に文字が擦れて読みにくくなるけど、別に半年前のメモを正確に思い出す必要はあまりないだろう。
 そういう理由でずいぶん長いこと、シャーペンのお世話になっていた。

 使っていたのはメモ帳のおまけについていたごく小型のシャーペンだ。
 小型のシャーペンは故障しやすい。しょっちゅう中で芯が折れたり詰まったり、ノックしてもカケラしか出てこなかったりストレスも多い。
 消しゴムをかけるときにメモ帳を破いたり、紙がどうしても汚くなってしまうのもイヤだった。
 携帯に便利だけど、携帯に便利と言うことは無理な場所に押し込んだりする、という意味でもある。
 フレームが歪んでしまい、ある日シャーペンは壊れてしまった。

 その日から僕はボールペン派になった。
 いや、ボールペンって最近はすごくいいよね。
 昔は掠れたりインクでなかったりストレスかなりだったけど、特にジェットストリームという商品はメチャクチャ書きやすいよ。
 僕はいつもこれのメタリックオレンジ使ってる。
 名前こそメタリックオレンジだけど、ラバーボディなので「いい感じ」のくすんだ発色だよ。
 英国とか日本特有の湿った空気の発色、サンダーバードやきかんしゃトーマスのあの色味ね。

 みなさんのお好みの筆記用具はなんだろうか?
 「こっちのほうが絶対書きやすい!」という商品があったら、ぜひ教えてね。
 いちおうもの書きだから、文具に対しては投資と挑戦は続けなきゃ。

 今日はここまで。
 じゃ、また明日ね。

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2009年12月27日 (日)

いよいよ発売&イベント&テレビ放送!(追記あり)

 今日はお知らせいろいろ3種盛り合わせです。
①文春文庫の発売と、ネット書店での予約に関して重要なお知らせ。
②1月22日(金)のダイエットイベント告知と前売り情報
③12月29日(火)深夜オンエアのフジテレビ系列「潜入!リアルスコープ」でレコーディング・ダイエット紹介について。
 ちょっと長いけど最後まで読んでね!
(イベント会場情報が抜けていたので、追記しました)

①文藝春秋社から1月10日に「レコーディング・ダイエット決定版」「レコーディング・ダイエット決定版手帳」の二冊発売が決まり、各ネット書店でも予約がはじまりました。

 と書いては見たけど、ちょっと手放しで喜べない事情もあるんだよね。
 「決定版」は大丈夫なんだよ。何の問題もない。
 でもね、手帳の定価190円。安いでしょ?無地のメモ帳並みに安い。
 これがネックでネット書店ではほぼ扱ってもらえないことが決まったんだ。

 amazonも楽天も、今のところ「この定価の商品では、いくら売っても利益が出ない」という理由で取り扱いを断られちゃった。
 現在、amazonの画面上では両方とも予約受付中になっている。
 でも発売が開始されたとたん、「手帳」の方は「品切れ・入荷未定」になってしまうらしい。
 「決定版」のほうはちゃんと通販されるから、そっちは安心なんだけどね。
 たしかに書籍の利益率は低い。だからネット書店では「決定版+手帳」の二冊セットで、とかいろいろ文春の営業も交渉してくれたんだけど、ダメだった。

  「手帳」が欲しい人は書店で買うか、唯一、今のところ7NS(旧7&Y)で予約・取り寄せが可能になっている。
 ただし注文できるのは、配本翌日の1月9日の予定だそうだよ。注意してね。

7NSで「レコーディング・ダイエット決定版」の予約
7NSで「レコーディング・ダイエット決定版・手帳」の予約

②先週も書いた1月のダイエットイベント、詳細が決まったよ。
 文藝春秋から来た告知文をそのまま下にコピペします。
 みなさんのブログ等でも宣伝してね。

****************告知文開始***************
文庫「レコーディング・ダイエット決定版」(文藝春秋)発売記念!
1月22日(金)「岡田斗司夫の『レコーディング・ダイエット』ナイト!」
全国のダイエッターたちよ、集合せよ。
「太る努力」を止めただけで、人生はこんなに楽しい!
ゲストは、漫画家の倉田真由美さん。
過去、レコーディング・ダイエットに挑戦して、挫折した経験を持つくらたまさん。 出産後のカラダをどのように引き締めればいいの? 
教えてください、岡田さん!

場所   ロフトプラスワン 03-3205-6864
〔〒160-0021東京都新宿区歌舞伎町1-14-7林ビルB2〕
問合せ ロフトプラスワン 03-3205-6864

【出演】
岡田斗司夫(評論家)
倉田真由美(漫画家)
会場に集まったダイエッターのみなさん他
【司会】 坪井陽一(編集者)
Open19:00 / Start20:00
前売¥1500/当日¥2000(+飲食代)
※前売はローソンチケットで1/8(金)発売開始【Lコード:33844】
※当日ダイエット割引あり。写真と3ヶ月分の記録を証拠に持ってくると500円割引。

****************告知文終了***************

③12月29日(火)の深夜24時からフジテレビ系列で放送される「潜入!リアルスコープ」でレコーディング・ダイエットが取り上げられるよ。
 本当は「30日(水)の午前0時」が正確なオンエア時間なんだけど、火曜深夜と覚えておいたほうが間違いないよね。
 内容は「運動と食事制限、本当に痩せるのはどっち?体重と体型、両方を比べてみよう!」という企画。
 夏前からはじまった長期企画なので、普通のダイエット番組みたいに2週間ほどの実験で無理やり成果を出そうとしていない。
 僕も結果は知らされてないけど、かなり信頼できるデータになるんじゃないかな?
 とりあえず、これまで繰り返し論争の種になっていた「運動と食事制限、ちゃんと痩せるのはどっち?」に終止符を打つ内容になっていたらいいよね。

 今日はここまで。
 明日は日曜、このブログもお休みさせてもらいます。
 ではまた、月曜にね。

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2009年12月25日 (金)

外科的ダイエットにはご用心

 いきなりこういう話はなんだけど、僕は整形には抵抗がない。
 以前、高須クリニック院長に勧められたときは「する理由」がなかったので断ったけど、女性が美しくなるためや若返るために整形するのは大賛成だ。
 「整形がイヤ」という男子は何を考えてるんだろうね、と説教したくなるぐらい。

 せっかく女の子がきれいになろうと頑張ってるのに、なんだよその態度!ぷんぷん。
 化粧だってシルエット矯正下着だって、全部いいじゃないか。
 少年マンガで言うところの「特訓」みたいなもんだよ、あれは。
 え?化粧もしてない女子が好き?
 それは「メイクしてないようなメイク顔」が好きなだけ!または香りアレルギーとか(笑)

 ダイエットの手術だって、別にいいと思うよ・・・とは言えないんだよね。残念ながら。
 ダイエットに成功する前、僕はかなり脂肪吸引に興味があった。
 かかりつけの医者から「あれは100%身体に悪い」と言われてなければ、絶対にやっていたと思う。
 脂肪吸引と言うから、脂肪だけ吸い取るんだと思うじゃない?違うんだよね。アレは脂肪も毛細血管も神経も、残らず溶かして吸い出してしまう。
 そんなの、身体にいいわけないよ!

 次に僕が注目したのが「胃のバイパス手術」だ。
 確実に苦労なく痩せるという。本当か?
 調べて見たら、「確実に痩せる」のは本当だった。「苦労なく」はウソだった。
 いや、「痩せること」には苦労しない。でも「生きていくこと」そのものが苦労になっちゃうんだ。
 小錦がいい例だよね。胃がゴルフボール大になっちゃったから、ペットボトルの水を飲むのも一日がかりだとテレビで言っていた。
 マンション下のコンビニに行くのに何度も休まなくてはいけない。
 それほど身体に負担かけちゃうんだ。

 と思ってたら、今度はこんな記事見つけちゃったよ。
 いや~、怖いねぇ。
 2年で110キロということは、僕とそんなに痩せるペースが違うわけではないのにね。
 やっぱりダイエットは「ゆっくり確実に」だよね。

 今日はここまで。
 じゃ、また明日ね。

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2009年12月24日 (木)

「巡航」 悪魔の店・カプリチョーザ!

 いよいよクリスマス本番。
 今日は家族そろって外で食事というひとも多いんじゃないかな?

 娘のお気に入りはイタリア軽食堂「カプリチョーザ」のニンニクとトマトのスパゲティだ。
 あれ、食べたことある?
 高級な味ではけっしてないけど、なぜか癖になる。美味しいんだよねぇ。

 アレを好きというのはちょっと勇気がいる。
 だって、ダウンタウン松本が「世界一美味しい」と絶賛して島田紳助にバカにされた料理だよ?
 「お前、後輩とグァムに行って、わざわざカプリチョーザ探して晩飯食うたんやって?」と説教されて「え〜?なんでですか〜?アカンのですか〜?美味しいやないですか〜?」と気弱に反論してた、あのスパゲティなのだ。

 両者の意見はたしかにわかる。グルメの島田紳助から見れば「しょーもない味」なんだろう。
 スパイスをやたら効かせた若者向けの味に騙されやがって。せっかくオレが宮崎マンゴーとか本当の味をいろいろ教えてやったのに!てなもんだ。

 でも僕にはダウンタウン松本の好みもわかる。
 紳助兄さん、いまさら高級ぶらんかっても、こんなのが僕らの一番好きな味ちゃいますの?昔喫茶店で食べたナポリタン、めっちゃ美味しくて「こんなん毎日食べれたらどんなに幸せやろうか?」とか考えたでしょ?兄さんその頃の気持ち、忘れたんですか~!

 いや、他人の心中なんぞ計っても仕方ないけど、たぶんこんな感じで80%ぐらい当たってるはずだ。
 で、僕も同じ。カプリチョーザの「ニンニクとトマトのスパゲティ」は、けっして素晴らしい料理ではない、と思う。
 でも、やたらめったら美味い料理なんだよね。

 ただし、あれは太るよ(笑)
 あの味を再現したくて、いろんな人がレシピを作ろうとチャレンジした。
 ネットで検索したらわかるけど、そのことごとくが高カロリー(笑)
 僕もこないだ食べたとき、「あ、これソースに思い切り砂糖入ってるなぁ」と思ったもん。

 ああ、やはり旨いものは太るんだよなぁ。
 いや、正確に言うと「美味しいけど低カロリーなもの作ろうと思うと、かなり素材や手間や値段が高くつく」かな?
 

 あ、こんなブログ書いてたら、またカプリチョーザ行きたくなっちゃった。
 う~ん、悪魔の店め!

 今日はここまで。
 じゃ、また明日ね。

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2009年12月23日 (水)

「上昇」 ダイエッターのクリスマス

 この時期、ダイエッターはたいへんだよね。
 世間はクリスマス気分のど真ん中。特に今日は祝日だから、僕の住んでる吉祥寺も駅前は歩けないほどの人波だよ。
 夜は夜で、どこもかしこもネオンや電飾まみれ。
 閑静な住宅街なら大丈夫、と油断はできない。世の中には浮かれ電飾という恐ろしい趣味もあるからね。

 こんな時期、美味しそうなご馳走で誘惑されちゃうことばかり。
 チキンより七面鳥のほうがカロリー低いとか、クリスマスケーキでカロリー低い目の探すとか、やってない人にはわかんない計算ばっかりしちゃう。
 クリスマスぐらいいいかな?と考えても、この後にお正月(餅!)とか忘年会・新年会とか控えてるからね。
 被害はできるだけ少なくしたい。

 予防策としては「本当に食べたいときしか食べない」が一番だと思うよ。
 大事な人との思い出作りであろうと、食べたくないときには食べない。
 「年に一度」って言われても、それは僕たち自身にとっての年に一度じゃないもんね。

 だってクリスマスだよ?イエス・キリストの生誕記念日。
 イエス・キリストの遺族や子孫にとっては大事な日かも知れないけど、僕たちにとっては実はどうでもいい日なんだ。
 「年に一度の大事な日」というのは、もっと個人的な記念日とか誕生日に取っておくべきじゃないかな?
 そんな日ならケーキもご馳走も意味あると思うけど、別に僕たちはナザレ地方の大工の息子さんヨシュア(後にキリストと呼ばれる)の誕生日を祝って無理にケーキ食べて太らなくても、と思うよ。正直な話。

 もちろん、自分の子供や大事な人が、クリスマスを大事に思って楽しみにしてるなら、その想いに応えてお祝いするのは素晴らしい。
 でも、無理は禁物。
 食べたくないなら食べなくてもいいんだ。

 高カロリーなケーキのかわりに、食後に特別にシュークリーム一個とか。
 ケーキなら厚さ1センチに切るとかね。
 いや、これ全部僕がやったことだけど(笑)

 とりあえず今日から三日間、難局を乗り切ってくれたまえ!
 諸君の愚痴や奮闘はコメント欄でどうぞ。

 今日はここまで。
 メリークリスマス。
 じゃ、また明日ね。

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2009年12月22日 (火)

「離陸」 ヤマザキの脅威

 先週末、大阪に行ったときの話。
 泊まったホテルの地下にスーパーがくっついていて、つい夜食を買いに行ってしまった。
 いつもはそんなことしないんだけど、トークライブのある日だけは自分に許してる贅沢みたいなものなんだよね。
 で、「今日だけは何を食べてもよし」と思って売り場をさまよい歩いた。

 イベント後なので、深夜12時近く、あと数分で閉店というタイミング。
 総菜類や店内で焼いてるパンは売り切れているので、久しぶりに菓子パンコーナーを見て歩いた。
 そしたら、やっぱ高カロリーなものが目に着いちゃうよねぇ(笑)
 これ!
Photo

 いやいや、やっぱりヤマザキさんに目がいっちゃうよ。

 でも、さすがにいくら「今日は何でもOK」って言っても限度があるよな、と思った。
 念のため裏返してみると・・・

Photo_2


 脅威の1000kcal超え!

 雪山で食べるのにぴったりのおやつだよね。
 こんなの一人で夜中に食べたら胸焼けするの明らかだったから、おせんべい買って部屋で食べました。
 いやいや、しかし油断するとやっぱりコッチの世界に心惹かれるのかぁ。
 ヤマザキ、あなどれないなぁ。

 今日はここまで。
 じゃ、また明日ね。

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2009年12月21日 (月)

「助走」 メモが苦手

 月曜は「助走」がテーマ。
 いちおう、レコーディング・ダイエット初級者の方を対象に書いてるけど、中級者以上の方は自身の「助走」フェーズの頃を思い出しながら読んでもらえたらありがたいです。

 さて、「助走」とは食事の内容と分量、時間をメモするだけの段階。
 でも人によっては、この「メモするだけ」という行為がえらいハードルが高い。
 たとえば「面倒くさい」
 ・・・いや、たしかに面倒だけど、他のダイエット方法に比べたらかな〜り楽ですよ、としか答えようがない。

 あるいは「メモ持ち歩けない、だっていつも手ぶらだもん」
 メモ帳じゃなくてもいいです。お財布にメモ用紙一枚だけ入れてください。
 ペンはストラップになってる短いの売ってるから、それを携帯につけるとか。

 「書くのが恥ずかしい」
 食事しながらメモするのは、別にレコダイヤーだけじゃないですよ。
 グルメライターやコックなどの料理関係者、あと「単に忙しい人」も仕事しながらメモ取ってるから。
 それにあんがい、人は見てないものですぜ。
 
 「食事がゆっくり楽しめない」
 いや、そんなことないと思うな。
 食事内容と一緒に「感想」もメモしてみたらわかるけど、ひと品食べるたびにちょっと箸を休めてメモ取ると、自分が何を食べているかすっごく自覚的になるよ。
 逆に「無意識に食べて、食べ終わってから味を覚えていない」みたいな食事をしなくなる、というメリットがあるぐらい。

 と、こんな感じで「メモを取るのが苦手で・・・」という人へのアドバイス、考えてみました。
 他に思いつく人、「こうやって苦手なメモを克服した!」という経験がある人は、どんどんコメントしてね。

 今日はここまで。
 じゃ、また明日ね、

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2009年12月20日 (日)

「雑談」オフ会みたいなの

 昨日は更新できなくてごめん。
 「ひとり夜話」というイベント、二日続けてやったらさすがに疲れて動けなくなっちゃった。
 しかたなく日曜の朝、これを書いてます。
 なんだか9月1日の朝に「夏休みの友」を書いてる気分(笑)

 文藝春秋から発売される「レコーディング・ダイエット決定版」「決定版・手帳」の発売が1月10日と迫ってきた。
 文春からは、それにあわせてのイベントを提案されたので、やることにしたよ。
 二カ所のイベントは、詳細はまだ決まってない。決まったらこことか公式サイトで報告するね。
 とりあえずスケジュール書くから、できれば合わせて会いに来てくれたらうれしいです。

 1月15日(金) 三省堂神田本店でサイン会(15時ぐらい?)
 1月22日(金) 新宿ロフトプラスワンで、ダイエットをテーマのイベント(夜7時スタート?)

 サイン会は三省堂、イベントは出版社の仕切りなので、僕も内容は知りません。
 楽しくなるといいなぁ。

 東京ばかりになっちゃうので、地方でもオフ会みたいなの、やりたいよね。
 ダイエットに成功した人や途上の人、はじめたばっかりの人が集まって意見や悩みの交換とか。
 とりあえず「ひとり夜話」で毎月大阪には行くので、関西でやってみようかな。

 今日はここまで。
 じゃ、また明日ね。

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2009年12月18日 (金)

「再加速」・・・じゃなくて(笑)

 すまん!
 やっぱり昨日は食べすぎた!(笑)

 だってあんなの卑怯だよ。
 美味しすぎるよ~
 京極夏彦の新刊みたいな分厚い肉が、炭火の上でじゅうじゅう言ってるんだよ。
 無理!太る!

 というわけで、今朝の体重は見事に500g増。
 ご飯は食べず、肉とキムチとナムルだけだったから、被害はそうでもない。
 今日はできるだけご飯ばっかり食べるようにしよう。
 お昼は近所の「食べ放題しゃぶしゃぶ」に行って野菜ばっかり食べてきたから、ま、大丈夫でしょう。

 昨日、ブログに書いたのは予防策でもあったんだけどね。
 まだまだダイエット達人の域には遠いです。

 あ、でもね。こういう時の考え方を一つ。
 「本当に美味しかったんだから、太っても本望!」
 こう考えるといいよ。

 僕たちが太っちゃうときって、だいたい「情けないほどつまんないもの」「凄く美味しいわけではないけど、凄くカロリーが高いもの」を食べて太るんじゃない?
 少なくとも、僕はそうだったよ。
 だから、いいんだよ。
 本当に美味しいものを食べるチャンスがあったら、それは太ってもOK。
 むしろ、「安心して太れるように、普段はセーブしてる」ぐらいの意識がいいのかもね。

 今日はここまで。
 これからトークイベントで新宿に行かなくちゃ。
 じゃ、また明日ね。

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2009年12月17日 (木)

「巡航」 焼き肉への挑戦!

 今日はいまから焼き肉に行くんだ。
 週刊アスキーという雑誌で連載コラムやってるんだけど、その編集長よりさらに偉いグレート編集長みたいな人が赤坂で奢ってくれるんだって。
 もうワクワクで嬉しいんだけど、ちょっと心配でもある。
 だって、ダイエットはじめてから今日までずっと、焼き肉の歴史は苦闘の歴史だもんなぁ。

 もともと、焼き肉は大好きだった。
 ガイナックスの社長時代、毎週1回か2回、ヘタすると3回は吉祥寺の李朝園まで社員引き連れて焼き肉を食べに行ってたしね。
 庵野君は肉嫌いだから付き合わなかったけど、残りほとんどのスタッフとは髪の毛が翌日の午後になっても臭うぐらい焼きまくったよ。
 そんな焼き肉好きの僕だから、ダイエット中はたいへんだったなぁ。

 まず、お店に隠れてこっそり計量秤を持ち込んだね。
 これで「一人前=80g」というのもわかった。店は違っても、これだいたい一致してるみたいだよ。
 ご飯を食べないようにして、タレも少なめ、葉っぱで肉を包んで食べたりした。
 巡航期はかなりダイエットに馴れているはずなんだけど、やっぱり焼き肉の音とか匂いは強烈で、他の料理より何倍も「食べ過ぎないようにする」のが大変だったよ。

 僕はもうダイエット終わってるんだけど、それでも焼き肉は食べ過ぎちゃう。
 肉を食べ過ぎると、肩が凝るんだよね。
 胃が小さくなったから、焼き肉食べるときに昔みたいなペースで食べたら、あっというまに気持ち悪くなっちゃう。
 それを通り越すと、肩が凝って凝って・・・
 胃の限界は肩に来るんだねぇ。知らなかったよ。

 というわけで、まもなく出かけます。
 食べ過ぎてもリバウンドの心配は大丈夫だけど、いちおうアンメルツ持っていこうかなぁ。

 今日はここまで。
 じゃ、また明日ね。

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2009年12月16日 (水)

「上昇」反動でドカ喰い

 しばらくは失敗談ばっかり書いてみようと思う。
 「失敗も挫折も経験したことのないレコーディング・ダイエットの体現者」にされちゃうのもちょっとアレだしね。

 「上昇」期、つまりカロリー制限しだす時期って本当にダイエットが楽しかった。
 僕は「助走」が長かったからね、「離陸」でカロリー調べて「ひー!こんなの今まで知らずに食べてたの?やめて~!」って叫びながら、それでもバクバク食べていた。
 だからカロリー制限はじめたときは不安だったよ。
 自分で決めた制限が守れないんじゃないか。
 お腹空いて眠れないんじゃないか。
 そっちばっかり考えていた。

 ところがところが。
 逆だったね。カロリー制限した方が「どれだけ食べてもかまわない」かがわかるので、かえって気が楽だった。
 だから、体重がどんどん落ちだしたときは本当、ダイエットでなんて簡単でラクチンなんだろう、と思っちゃった。

 でね、調子に乗ってカロリー減らし過ぎちゃったんだよね。
 1000kcalぐらいに。
 1000ぐらいでも2~3日は大丈夫なんだよ。
 それに面白いように体重も下がる。
 「を、こりゃいけるぜ!」とか思っていた。

 ところが、当たり前だけど翌日には身体が重い。
 ダルくて動けない。
 それであきらめて、1500kcalに戻したんだ。
 でも戻らない。というか、2~3日の飢餓体験のおかげで猛烈な食欲、それもジャンクフード欲が襲ってきた。
 ポテチ食べておかき食べてシュークリーム食べてチョコ食べて・・・
 三日間ぐらい、毎日4~5000は食べたんじゃないかなぁ。

 それ以来ね、かなり懲りたよ。
 無理して摂取カロリー減らしても、長期的には損するだけだって。
 僕がよく使う表現なんだけど「無理なダイエットで体重落としても、それはサラ金から借金してるのと同じ。利子がでかくて後悔するよ」というのは、この体験(だけじゃないけど!)から得たモノなんだ。

 上昇期は体重がすっごく減るから、面白いしアドレナリンは出るしで、いくらでも摂取カロリー減らせちゃう。
 だからこそ、注意してね。

 今日はここまで。
 じゃ、また明日ね。

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2009年12月15日 (火)

「離陸」カロリーの達人

 一年ほど前、札幌のローカルTV番組に出演した時の話。
 低カロリーメニューを出すレストランでロケする、という内容だったので極寒の中、ロケバスに揺られて行ったわけ。
 現場に到着すると、ようやっと料理の仕込みがはじまったばかり。
 カメラや照明のセッティングにも時間がかかり、ようやっと撮影が始まったのは予定より1時間半を過ぎてから。
 もうお腹ぺこぺこで、出された洋食メニューをバクバク食べたよ。
 だってあらかじめ「低カロリー」「ヘルシーメニューが売り」って聞いてたし、安心していたから。

 ところが、これちょっとヘンだった。
 いや、美味しいことは美味しい。「特に美味しい」というほどではないけど、普通の洋食の味。
 低カロリーでこれできるんだったら大したもの、という意味で「美味しい」店だった。

 と、そこでいきなり司会者のクイズが!
 「さて、いま食べている豚の角煮は何kcalでしょうか?」
 「デザートまで含めて、定食は何kcalでしょうか?」

 ええ~っ、ちょ、ちょっと聞いてないよ~。
 もう食べちゃったじゃないか!

 食べる前なら、もうちょっと冷静に考えられたかも。
 いや、そもそもロケ時間がこんなに押してなく、ここまで空腹じゃなかったら・・・
 しかし、「食べてしまった」僕は、思わず過小評価してしまった。
 「え~と、600kcalぐらい?」
 「ブブ~ッ、答えは960kcalです!」

 いやもう、思いっきり赤っ恥を掻いてしまった。
 馬鹿野郎~!!
 全然低カロリーでもヘルシーでもないぞ~!

 どうも「肉ではなく魚中心」「野菜や豆腐も多く使っている」から低カロリーでヘルシーだ、ということらしい。
 とんでもない!
 牛ヒレ肉はシャケよりも低カロリーだし、ポテトチップは「野菜料理」の一種だけどヘルシーなんかであるものか。
 アメリカ人は油脂さえ抜いたらヘルシーだと思いたがる傾向があるけど、同じく日本人は「野菜」「豆腐」にごまかされやすいよね。
 ゴマ油とジャガイモ、小豆に黒砂糖という、お前らの言う「ヘルシーな素材」でどんだけ太れるか見せてやろうか!

 そういうわけで、雑誌やテレビの人は僕のことを「カロリー計算の達人」みたいに紹介するのはやめて欲しいぞ。
 特にお腹空いてるときは。

 今日はここまで。
 じゃ、またね。

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2009年12月14日 (月)

「助走」ブックオフにて

 こないだブックオフに本を売りに行ったときの話ね。

 あっちのブログにも書いたんだけど、僕は「読まない蔵書は、余計な脂肪と似たようなもの」と考えている。だから、基本的に読んだ本は売る。
 手元に残したい本もあるけど、本棚の容積は決まっているので、一冊本を買うと一冊は売らなくてはいけない。
 月に15冊本を買うと、あたりまえだけど15冊の蔵書を手放すしかない。

 売りに行くのは近所のお気に入りの古書店とブックオフ。
 なんとなく気分で使い分けている。
 ブックオフでは本を売りに行くとメモ帳をくれた。

 いや、懐かしいなぁ。
 久しぶり、このメモ帳。
 レコーディング・ダイエットの後半戦、一時期の僕はずっとこのブックオフのメモ帳で記録を付けていた。
 もちろん綴じたメモ帳の方が記録も残るし便利なんだけど、使い切ったタイミングで切らしてしまい、ついつい手元にあったこのメモを使うハメになったのだ。

 罫線も何もないから使いにくかったのを覚えてる。
 でも「無料のメモ帳でダイエットの仕上げ!」とか考えると、妙に愉快な気分になった。
 後半のカロリー計算の時期とかにはさすがに罫線がないのは使いにくい。
 自作のカロリー事典も作りにくいし。

 でも、助走の段階程度では、こういったメモでも充分かも知れない。
 家にメモ用紙やメモ帳、余ってない?
 それをきっかけにダイエットをはじめて見たらどうかな?

 今日はここまで。
 じゃ、また明日ね。

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2009年12月12日 (土)

「雑談」完璧なダイエットは存在しない。でも…

 最近、つくづく考えるんだけどね。
 完璧なダイエットなんて、この世に存在しないよね。
 
 レコーディング・ダイエットを作り上げた時、僕はかなり自信満々だった。
 世界最高とは言わないけど、少なくとも「コストと手間の割には効果抜群のダイエット法を開発した!」と鼻高々だったよ。
 だから「頑張ったけどダメでした」って人の話を聞いても「ちゃんと本、読んだの?」と傲慢に思ったり、「向き不向きがあるからね」と無責任に考えていたんだ。

 でもね、最近このブログのコメント欄のやりとりをみて思ったよ。
 レコーディング・ダイエットも完璧なダイエットじゃない。
 成功率は100%にはほど遠い。
 途中で諦める人もいれば、リバウンドしたと嘆く人もいる。
 もちろん、それに反論は可能だろう。
 失敗した人やリバウンドした人に「ちゃんと本を読まないからだ」「正しく進めれば失敗するはずがない」と説得したり世間に言い訳することもできるだろう。
 「完璧じゃない」ことを隠すことはできないにしても。

 いや、そんなことをしても意味がない。
 完璧になることはできなくても、でも、「できるだけ完璧」を目指すことはできる。
 このブログのコメント欄、これが回答だったんだ。

 悩みや失敗や誤解は、それこそ人の数だけある。
 だから、一つ一つ誠実に対応するしかない。
 いろんな人が本を読み、あるいはどこかで知って、レコーディング・ダイエットを試す。
 うまくいかなかったり悩んだりして、ここで相談する。
 するとダイエットの先輩や同期生たちが知恵を貸してくれたり励ましたりしてくれる。
 同じ悩みを持った人は、コメント欄を読むだけで救われるかも知れない。
 そう、人の数だけある問題に対処するには、これしかなかったんだよね。

 僕は自分で痩せて、ダイエット法としてまとめ上げて、本にした。
 でも、それだけじゃ足りなかったんだ。
 みんなが集まる場を作って、誰でも相談できて誰でも教えられる場を維持管理する。
 このブログ、このコメント欄を含めて、やっと「レコーディング・ダイエット」は完成するんじゃないかな。
 だから2.0って言えるんだよな。

 と、最近になってようやく気がつきました。
 完璧なダイエット法はこの世には存在しない。
 でもレコーディング・ダイエットは「完璧じゃないことを知ってるから、さらなる充実を求めて進化し続けるダイエット」でありたいと思います。
 これで充分だよね?
 
 今日はここまで。
 明日は日曜、このブログもお休みさせてもらいます。
 ではまた、月曜にね。

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2009年12月11日 (金)

「再加速」 羽田ロビーにて

 いま、羽田空港のラウンジでこのブログを書いている。
 大阪へはしょっちゅう出張してるから慣れたもんだけど、ホテル暮らしは自炊できないから困る。
 いや、困るけど割り切れば逆に便利かな?

 自炊だと事前に食事も決めれる。いわゆる「未来レコーディング」だね。
 カロリー調整だって自分で作るんだから思いのまま。
 「油を使わない唐揚げ粉」でヒレ肉使ったビーフカツとか、美味しくて低カロリーな食事を楽しむのも楽ちんだ。
 冷蔵庫にはいつものドレッシングやタレとかも常備してるしね。

 ところが、旅行に行っちゃうと、選択肢がかなり狭くなる。
 外食はカロリー多いし、栄養も偏りやすい。
 基本的には和食のビュッフェに行くんだけど、いつも同じ場所で仕事があるとも限らない。

 でね、しばらく前に決めたんだよ。
 基本的に出張ではコンビニ食しか食べない、って。
 1日一食だけはその地方名物とか楽しむんだけど、それ以外はコンビニでカロリーわかってるものだけ買って、ホテルの部屋で食べる。

 わびしいように聞こえる?
 ところがこれ、あんがい楽しいんだ。
 まず、地方のコンビニは意外な品揃えがあったりする。
 ご当地ものとかご当地雑誌とかあって、飽きない。
 普段からコンビニに行くのを我慢していると、なんだか「あこがれのコンビニに!」みたいな気分になってくるから不思議だ。
 総菜やおにぎり、カップ麺などをさんざん迷って、カロリーを何回も計算してレジに運ぶ。
 これも「たまに」だからイベント性がでる。

 ホテルの部屋に入ったら、さっさと服を脱いじゃう。
 脱いだら、もう着るの面倒じゃない?
 そしたら、また追加の買い物に出るのを防げるんだよね(笑)

 ホテルでは本を読んだりパソコンで仕事したり、ダラダラと買ってきたものを食べたり過ごす。
 仕事で来たんだけど、こうしてるとちょっとしたリゾート気分だ。
 普段と同じことができない時は、思い切って行動をさらに規制して「なんちゃってリゾート」を楽しんでみてもいいんじゃないかな?

 あ、搭乗のアナウンスがはじまった。
 今日はここまで。
 じゃ、また明日ね。

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2009年12月10日 (木)

「巡航」 目をつぶって食べてみよう

『レミーのおいしいレストラン』って映画、見たことある?
 『カールじいさんの空飛ぶ家』『WALL・E/ウォーリー」で有名なCGアニメスタジオ・ピクサーの作品なんだけど、僕はわりと好きなんだ。
 ちょうどダイエットが終わった頃、この映画を吉祥寺の映画館で見た。

 劇中のセリフで「目をつぶって食べてごらん。口の中から体中に美味しさがスパークするから」というのがあった。
 本当かな?本当だったら面白いな!
 映画館を出た僕は、まっすく目の前のモスバーガーに行った。(だって好きなんだもん)
 モスバーガーを注文して、映画の指示通りゆっくりひとくち食べて、手を膝の上に載せて、ゆっくりと味わった。
 それはそれはもう、ゆ~っくりと、味わった。

 びっくりした。
 本当だ!口の中から味がスパークする。
 体中を「美味しい!」が駆け巡る!
 だって、言っちゃ悪いけど、たかがモスバーガーだよ?
 グルメ食材でもなんでもないよ?

 その時、僕はわかったんだ。
 「美味しい」というのは料理だけの力じゃない。
 受け入れる僕たち側の姿勢で、かなり味も満足度もかわる。
 だって、そのモスバーガー、目をつぶってゆっくり食べたら、ほんの三口ぐらいで充分満足できたんだよ。

 世の中に「グルメ食材」っていろいろあるけど、実は「高価だからゆっくり食べるので美味しい」んじゃないのかな?
 一人前数千円のカルビだったら、そりゃ絶対に味わって食べるよ。
 でも480円のカルビだって、「目をつぶって、手を膝の上に載せて食べた」らかなり、か~な~り美味しいんだよ。
 「よし、じっくり味わうぞ」という姿勢を持つだけで、実は食べ物の美味しさって数割増になるんじゃないの?

 それから僕は、特に果物を食べるときには「目をつぶって」食べることにした。
 あとケーキも(笑)
 効果は…そりゃすっごいよ。
 ぜひ、自分で試してみてね。

 今日はここまで。
 あすあさっては大学の講義で大阪出張だから、短い目の更新になるかも。
 じゃ、また明日ね。

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2009年12月 9日 (水)

「上昇」自分でルールを決めよう!

 カロリー制限をはじめると気になるのが「夜に食べても大丈夫か」だ。

 気にならない?
 僕はすごく気になったよ。

「夜9時過ぎたら食べてはいけない」とか言うじゃない?
 だから夜9時までに何がなんでも1500kcal食べなきゃいけない。
 深夜11時とか12時を過ぎたら、もう絶対に水しか飲んじゃいけない。
 そう信じてた時期もあった。

 でもね、結論から言うと「そりゃ夜9時以降は食べるよりも食べない方がいいに決まってるよ。でも・・・」というのが人間だ。
 「でも・・・」以下はいろいろある。

 「でも・・・今日は忘年会で」
 「でも・・・娘の誕生日で」
 「でも・・・焼き肉食べ放題だから」
 こういう例外、嬉しい例外もあれば嫌な例外もあったけど、それにさんざん振り回されたんだよね。
 でまぁ、自分なりにルールを作った。
 脂っこいものやオヤツは、23時まで。(僕の就眠時間が午前3時だから)
 21時~23時の食事は、他の時間帯の2/3程度に
 23時~24時までは、果物はOK。
 24時以降は、できるだけ避ける。
 こうやって、できるだけ「絶対に守れそうな約束」を自分と交わしたんだ。
 もちろん、この約束だって毎月1~2回は守れなかったよ。
 でもちゃんと痩せたから、この程度でいいんだよね。
 レコーディング・ダイエットは自分で自分のルールを決めるダイエットだ。
 何から何まで人に決めて欲しい人には、ちょっとツライかも知れない。
 そんな時の考えるヒント。
 「絶対に守れそうなルールしか決めない」
 ちょっと考えてみてね。
 今日はここまで。
 じゃ、また明日ね。

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2009年12月 8日 (火)

「離陸」カロリーを隠すな

 毎週火曜は「離陸」フェーズのお話。

 コメント欄でもみんな書いてるけど、基本的にはコンビニで売ってる食品にはカロリーが書いてある。
 レコーディング・ダイエットをしてる人(レコダイヤーとでも呼ぼうかな?)にはありがたいんだけど、書いてない商品・食品もわりと多い。

 以前、ファミマで店長やってる人から聞いた話だと
「ファミマではオニギリで250kcal超えたら表記しませんよ。カロリー多いからと買い控えられたら損じゃないですか」と教えられた。
 そ、そんなぁ。お客を逃がしたくないのはわかるけど、困るなぁ。
「でもちょっと考えたらわかるじゃないですか。ハンバーグ入りのオニギリとかドライカレー目玉焼き付きとかでカロリー低いはずないし。食べなきゃいいんだからカロリー表記とかいらないでしょ?」
 いや!それは違うんだよ。
 食べたいときもあるし、食べるためにも表記は欲しいんだ。

 ヨットに関する小話で
「ヨットって高いんでしょ?」「ああ、高いね」「維持費も高いの?」「維持費はもっと高いよ」「いくらぐらいなの?」「ヨットの値段が気になるうちは、ヨットは買えないから知らなくていいよ」
 というのがある。
 これと同じじゃないんだよ。ドライカレー(目玉焼き付き)のカロリーがいかに高かろうと、ひとくち1万カロリーするわけじゃないんだから。
 どんな「激太り食品」でも、絶対にひとくちぐらいは食べられるはず。
 レコダイヤーに「食べられないもの」なんて存在しないんだ。

 だからこそ、メーカーはカロリーを隠さないで欲しい。
 「高カロリーだから美味しい」ってことを消費者はわかってると思うよ。
 あとは自分で食べる量を調整すればいいだけだから、買い控えが気になるなら、「半分食べたら○カロリー」って書くのも方法だよね。

 今のままだと、「いつデブ」にも書いたとおり「カロリー書かないと言うことは、書けないようなヤバい商品なんだ」と思われちゃうよ。
 栄養成分は法律で定められてるからパッケージに書くけど、カロリーは書かなくてもいい。
 もしここがブレイクスルーなら、適当な議員を見つけて動かすしかないのかなぁ。
 誰かレコダイヤーで国会議員、いないもんかね?
 断っておくけど、僕は絶対に!イヤだからね。

 今日はここまで。
 じゃ、また明日ね。

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2009年12月 7日 (月)

サイト運営について

 サイト運営についての意見を募集しています!

 このサイトは岡田斗司夫自身が作っています。
 ブログ歴はそれなりに長いのですが、サイトのデザインとか構造とかに関してはまるっきり素人です。
 そこで、ここではみなさんからの「こうすればいいのに」「このサイト、参考になるよ」という情報を募集しています。
 できるだけ読みやすく、みんなが使いやすいサイトをいっしょに作りたいと思うので、ご意見どんどんお寄せください。

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ダイエットに関する質問は、ここにコメントしてください

 レコーディング・ダイエットについての質問は、ここです! 

 このブログもデータが増えてきて、ちょっと使い勝手が悪くなってきたよね。
 なので、カテゴリを整理してみました。
 こんな感じでどうかな?ココログの機能を使いこなしてるわけじゃないから、「このサイトを参考にもっと便利に!」というアドバイスあったら、「サイト運営について」にコメントしてね。

 さて、ダイエットに関する質問は、この記事のコメント欄にお願いします。

 相談するときに、以下の点に気をつけて書いてくれたら、助言も集まりやすいし、より正確かつ役に立つと思うよ。
 助言をしてあげる立場の人も、相談者のデータをよく読んであげてください。

 まず「年齢・性別・おおよその身長」。これがわかんないと、読んだ人も基礎代謝がどれぐらいだろうかつかめないからね。
 つぎに「元の体重・レコーディング・ダイエットをはじめて何週間目か?現在の体重・現在のフェーズ(助走とか離陸)」。
 で、続けて「困ってる状態と、相談したい内容」かな。
 簡単なテンプレートを以下に作ってみるから、わかんなかったらこれをコピペして書いてみてね。

①年齢:  才
②性別:
③おおよその身長: センチ
④元の体重: キロ
⑤現在の体重: キロ
⑥レコーディング・ダイエットをはじめて何週間目?:  週間
⑦現在のフェーズ:
⑧困ってる状態と、相談したい内容

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2009年12月 6日 (日)

「Q&A」まとめです

2009年11月30日 (月)「Q&Aについて」

>ちびうさまきこさん
「太りたくて太ったんじゃないんだから」
 いや、ほんとそうだよね。僕は40年間太ってたんだけど、なぜ太ってるのかずっとわかんなかったよ。

>ちゃーちゃんさん
「たった3キロ痩せるために20万使ったり、20年前なんか訪問できた人に50万で月見草オイルなんて買ってみたり」
 豪快な失敗ですね(笑)気持、わかるなぁ。

>ママたんさん
 メンタルな質問って、答えが欲しいんじゃなくて慰めが欲しい場合があるよね。僕は男だから、つい「悩みはなに?ホワイトボードに書きたまえ」と迫っちゃうんだよ(笑)そういう時は聞くだけで解毒作用がある、とわかってるのにダメなんだよね。

2009年11月30日 (月)「レコーディング・ダイエット2.0について」
>FUZIさん
 いつでも商品企画、受け付けてますよ(笑)

2009年12月 1日 (火)「続報!レコーディング・ダイエット2.0展開」
>nagaさん
「いつデブの冒頭の動機付けを岡田さんの本の内容と同じように説明しようとすると中々難しく、本買って!って言うしかなかったんですが、これからはブログのアドレスを教えて、質問されたら疑問点に答えるようにしようと思います。」
 ただいま、公開場所を物色中です。ブログでは読みにくいしなぁ、と悩んでます。なんかいい方法、ないかなぁ。ココログはいくつもブログ作れるから、専用のを一つ立ち上げて序章から2章までを単元ごとにUPして、「古い方から順に表示」というのしか思いつきません。いや~ネットに弱いなぁ、オレ。

2009年12月 2日 (水) 「上昇」置き換えという発想法
>斉藤さん
「理性と感情が、どっちも納得できるように考えてみよう。(略)こういう考え方をするクセつけちゃえば、「離陸」フェーズはわりと楽だよ。」
この考え方の詳しいお話の「別の機会」がものすごく楽しみです

 しまった!面倒なこと約束しちゃったなぁ。え~と、頑張ります。

2009年12月 3日 (木) 「離陸」 目指せ!60点のダイエット
>サリーさん
 一年で30キロはすごいね。そういえばランキングとかしたことないけど、レコーディング・ダイエットで痩せた最高記録ってどれぐらいなんだろう?前にメールもらった人で「150キロを100キロに落としました!あと30キロ落とします」って言ってた人がいるけど、どうなったのかなぁ。

>yu_suzu_meさん
「MAX114キロからのダイエット!MAXの半分!57キロが私の次の目標かな?今朝ようやく60キロを切りました」
 わ、すごい!僕と同じ55キロ減ですね。ゴールドカードとか作ろうか?(笑)

>よめこさん
「最近、結婚式から二次会、三次会へ参加する機会が多いのでフルコースの後のビュッフェ、そしてお祝いムードに乗ってレコーディングは後日記入にしていました」
 (笑)それは楽しかったろうね。ま、たまにはいいよね。楽しんだあとは気持ちを切り替えてください。

2009年12月 4日 (金) 「巡航」 体調変化はペースダウンのサイン
>kaiさん
「今は、ダイエットは終わりましたけど、離陸フェイズだけ続けています」
 慣れれば、毎日体重測るだけで大丈夫になるからね。お楽しみに。

>takefourさん
 うわ、怖いねぇ。僕は二つとも経験がなかったなぁ。糖分だけはふんだんに摂っていたのかな(笑)でも頭脳労働したあとのチョコは、本当に「頭に沁みる」ような美味しさがあるよね。

>FANLOSさん
「たんぱく質不足になると、抜け毛、貧血、下痢、むくみなどの症状が出ます。白髪・髪の毛が細くなる症状は抜け毛の軽い症状でしょう」
 あ、そうなの?そうか、僕の症状は『蛍の墓』の節子と同じだったのか(笑)
 豆乳飲んでたからタンパク質は大丈夫だと思っていたのになぁ。プロテイン、苦手だったから飲んでません。

2009年12月 5日 (土) 「再加速」 We are not alone
>ママたんさん
「先生に米国版のいつデブのタイトル教えて欲しいです!
今、海外の親友と一緒にダイエットしてて、メールでお互い毎週結果報告してるんです。
なんでも我慢してるやり方をしてる彼女に読ませてあげたいです!」

 米国の人は、ダイエットというと脂肪制限だと思い込んでるからね。
 米国版のタイトルは「Sayonara, Mr. Fatty!」です。
 アマゾンのリンク、貼ったよ。

 今日はここまで。
 じゃ、また明日ね。

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2009年12月 5日 (土)

「再加速」 We are not alone

 「再加速」のフェーズということは、そろそろダイエットも卒業の時期だ。
 目標体重に到達しかけている。あと数キロを残すのみ、という段階かな。

 この段階にまで達した幸運なダイエッターが、はたして何人いるんだろうか?
 僕の元にメールで「痩せました!」と報告してくれた人は、500人以上1000人以下。
 痩せたからと言って、わざわざ著者の元にメールしてくれる人はたぶん20~50人に一人だろう。
 以上の見積から、僕はレコーディング・ダイエットの成功者を一万人以上~五万人以下と踏んでいる。
 「いつデブ」の53万部と、他のダイエット関係書籍を合計すると75万部ぐらいだと思うから、数万人という予想はそんなにずれてないんじゃないかな?
 いわゆるフェルミ推定というやつだね。

 ダイエット業界では「40万人が試したダイエット!」とか「ブログ100万アクセスの大人気ダイエット法」とかそういう騒ぎ方をよくする。
 でも、どれぐらい効果があったかは、誰も統計的に調査しない。

 一万人以上~五万人以下。
 多いと感じるか少ないと感じるかは人しだい。
 さて、では途中段階の人はどれぐらいいるだろうか?

 仮に助走→離陸→上昇→巡航→再加速→軌道到達→月面都市移住とフェーズが進むごとに半減すると考えてみよう。
 極端な数字だし、数式に根拠もないけど、ま、ドレイクの方程式(宇宙に知的文明がどれぐらいあるか算出した方程式)よりはアテになるんじゃないかな?

 さっきの数字を当てはめてみよう。
 再加速→軌道到達→月面移住が1万~5万人。
 ふむ、ありそうな数字だ。「再加速5万→軌道到達2.5万→月面移住1万」というわけだね。

 では逆算すればどうなるか。
 巡航10万
 上昇20万
 離陸40万
 助走80万

 おお、なかなか説得力のある数字じゃないか。

 「レコーディング・ダイエット?知ってる!やってる人、知り合いにいるよ」というのが現状だから、おそらく「テレビなどで見て、やったことがある人」というのは200~300万人ぐらいだと僕は予想していたけど、確かに「正しくやっている人」というのはこれぐらいだろうなぁ。

 つまり、まとめるとこうなる。
テレビや雑誌で見て、とりあえず(あやふやで誤解してようとも)レコーディングはじめた人口・・・2~300万人
 ある程度以上理解して、レコーディングダイエットを進めて、各フェーズにいる人・・・80万+40万+20万+10万+5万+2.5万+1万=158万5千人(延べ)

 もちろん、試算というより単なる皮算用に近い。
 延べと累計をごっちゃにしてるし、途中でリタイアした人もカウントしないと正確な数字にはなりっこない。
 でもこの数字、僕にはやたらリアリティを感じる。
 どんな地方に行っても、思わぬ人から「レコーディング、やってます!」と声をかけられる頻度や、「痩せました」と電車の隣の人から言われる率から考えて、なんだか納得してしまうんだな。
 このブログの累計アクセス数が今日の15時の段階で 597万2507、1日当たりの平均が4046だからこの試算、かなりいいセンいってると思うよ。

 つまりなんだ、なにが言いたいかというと、

 このブログを知らない人や、本を読んだだけ、テレビで見ただけであっても、
 レコーディング・ダイエットやってる人は、きっと日本中に数百万人はいる。
 「いつデブ」は米国版や中国版も出版されたので、世界にはもっといるかも知れない。
 みんな、迷ったり悩んだり、一喜一憂しながら毎日レコーディングしてるんだよ。

 我々は孤独ではない。
 なんか心強くならない?それだけなんだけど。

 今日はここまで。
 じゃ、また明日ね。

 

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2009年12月 4日 (金)

「巡航」 体調変化はペースダウンのサイン

 ダイエットも「巡航」の時期になると、カロリー制限も悩まなくなるし、もうレコーディングしなくてもいいような気がしてくるんだ。
 自分のことを「ダイエットの勝ち組」みたいに考えちゃう時期だよね。

 ところがこの時期、さすがに体に変化が出てくるよ。
 いや、全員が出るとは限らないんだけど、僕なんか50キロも落としたからさ、さすがに体調が少し狂っちゃった。

 まず、久しぶりに白髪が出た。
 昔から徹夜が続いたり追い込みで体力が落ちてくると、髪が白髪になる体質だった。
 でも僕のは特殊みたいで、ハタチ前後は頭の半分ぐらいが白髪になっても、半年ぐらいで戻ったりした。
 30代、40代でも、一房ていど白髪になることは珍しくなかった。

 でね、ダイエットしたら巡航期に出たんだよ。白髪が。
 ほんの一房だけだったけど、不安だったね~。このまま頭が真っ白になるんじゃないかって。
 しかし白髪はこれ以上増えず、やがて黒く戻った。

 安心してたら、そしたら次は髪の毛が細くなりだした。
 根毛まで細くなるから、シャンプーの時にやたら抜けるのが気になる。
 あわててカロリー数を増やして、体重を落とすペースを下げたよ。
 117キロから80キロぐらいにまで落とした頃だったかな。

 髪が黒くなって、抜けるのが止まると今度は歯茎だ。
 歯茎から血がでるようになった。
 いやもう、これは誰がなんと言おうと「栄養不足」だ。

 しかし不思議だった。
 だって117キロ→90キロまではそんな兆候、どこにもなかったんだから。
 たぶん、半年以上痩せ続けたから体からスタミナが無くなっちゃってたんだろうね。
 一週間ぐらいよく寝るようにして、1500→1800kcalにキープしたら歯茎の出血はおさまった。
 みんなも、もし体調に異常が出たらとりあえず体を楽にしてカロリーを少し上げた方がいいかもね。

 今日はここまで。
 じゃ、また明日ね。

 

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2009年12月 3日 (木)

「離陸」 目指せ!60点のダイエット

 今日は「離陸」の話。
 食品カロリーを調べるのは、慣れないと大変だ。
 とりあえず書店でカロリーガイドを買ったり、いくつものサイトを調べてプリントアウトを持ち歩いたり。
 几帳面な人は正確に計算しようとしてパニックになってしまう。

 以前、『徹子の部屋』に出演したときにも、黒柳さんから「ビュッフェ形式のお料理いただいたときに、もう本当に計算できなくて、いいや~!って叫んでやめてしまいました」と告白された。
 いや~、その気持ち、わかるな~

 僕はこのダイエット法の考案者、つまり最初にはじめた人間なので「こういうルールを守らなくては!」という思い込みなしではじめられた。
 だからビュッフェ、つまりバイキング形式の料理の時は「こんなのカロリー計算、無理!」とかあきらめていた。
 数ヶ月、ダイエットを続けると徐々にカロリー暗算も身についてきて、「これぐらいのボリューム、素材、脂っこさなら、カロリーは概算で230ぐらいかな?」とか考えられるようになった。
 繰り返すけど数ヶ月後には、だ。

 だから最初の方のカロリー計算なんか本当にいい加減だった。
 でも「いい加減なカロリー計算」でも、「まったくカロリー意識しない」とでは雲泥の差がある。
 100点満点のダイエットがあるとしたら、「いい加減なカロリー計算」はたしかに60点ぐらいかもしれない。
 でも「まったくカロリー意識しない」はゼロ点だ。
 「100点に比べたら60点じゃダメだ」と思うより、「ゼロ点より遥かにマシ」と考えた方が現実的でしょ?

 最初から100点のダイエットを目指すよりも、まずは30点とか40点のダイエットを目指そう。
 徐々にペースを上げると、自分の楽なペースもわかるよ。
 夏休みの宿題じゃないんだから、初日から「毎日14時間勉強!」とか無茶な決心しちゃダメだよ(笑)

 あ、あと今日の日経ウーマンオンラインで、レコーディング・ダイエットの特集やってるよ。
 記事は日経ヘルス 2008年11月号の再掲載だけど、興味があったらどうぞ。
 僕は、昔の自分の写真が出た瞬間に、ギャーッって叫んでサイト閉じちゃった(笑)

 今日はここまで。
 じゃ、また明日ね。

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2009年12月 2日 (水)

「上昇」置き換えという発想法

 さて、いよいよ「上昇」だ。
 「離陸」フェーズではカロリー調べて書くだけだったから、このフェーズからようやっと本当の「ダイエット」がはじまる。
 レコーディング・ダイエットって、なかなかダイエットをはじめない、不思議なメソッドだよね(笑)

 カロリー高いのわかったら、基本的には「置き換え」を考えよう。
 分量を減らすよりは「ダイエットしてる」という意識も少ない。
 「離陸」フェーズでわかったとおり、僕たちは今までカロリーを意識しないまま食べていた。
 すごく好きだから!というより「慣れてるから」「近所で売ってるから」というだけの理由で高カロリー食品を摂っていた場合もあるんじゃない?

 僕もそうだったよ。
 夜中にコンビニまで散歩して、コーヒー牛乳やアイスとか、ポテチやサンドイッチ食べるのが大好きなんだ。
 この習慣自体は、なかなかやめられない。
 完全にやめる方法は「コンビニのない地方に引っ越す」なんだけど、これはこれで問題あるしね(笑)

 じゃあ、どうするか?
 答えは簡単。「置き換え」なんだ。
 僕の場合で言うと、これまで買っていた商品の「コーヒー牛乳」「ポテチ」「サンドイッチ」などを、それぞれ半分程度を目安にカロリーの少ない商品を買ってみる。
 「コーヒー牛乳」はオレンジジュースやゼロカロリーコーラに。
 「ポテチ」はセンベイやかっぱえびせんに。
 「キャベツメンチカツサンド」は食パンとハムで自作サンドに。

 で、買って帰って、いままでと同じように食べてごらん。
 実は、かなり納得する。
 それどころか、全部食べないで残しちゃう場合もある。

 なんでかというと、コンビニで熟考してるあいだに心の奥で「本当に欲しいのかな?」と考える回路ができちゃったからなんだ。
 熟考して買ったものは、人間それは大切に食べる。
 結果としてちゃんと味わうようになる。
 ちゃんと味わえば、これまでより少ない分量で満足感が来る。

 いや、「少ない分量で満足感が来る」は言い過ぎかな?
 「満足感が来るかも知れない」だね(笑)

 大事なのは、「置き換え」を考えること。
 つまり「おやつが食べたい!」という自分の心を無視したり軽視してはいけない。
 感情の叫びを無為するのは、子供の訴えを無視する母親と同じだよ。
 別にダイエットだけに限った話じゃない。
 僕たちの心は、それはもうありとあらゆる「叫び」をあげる。

 「この人じゃないとイヤだ!」「ぜったいこれが欲しい」「こいつを殺してやりたい!」
 そして「どうしてもオヤツが食べたい!」(笑)
 こういう自分の「心の叫び」を無視せずに、なだめながら、納得させながら、理性的判断との合意点を見つける。
 ダイエットの場合なら、カロリー減少という理性的判断だけで感情の叫びを押さえ込んじゃダメだよ。

 合意点を見つける。
 理性と感情が、どっちも納得できるように考えてみよう。
 深夜のコンビニで。

 こういう考え方をするクセつけちゃえば、「上昇」フェーズはわりと楽だよ。
 おまけにこの考え方、ダイエットだけでなくいろいろ役に立つからね。
 ま、そのあたりは別の機会に。

 今日はここまで。
 じゃ、また明日ね。

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2009年12月 1日 (火)

続報!レコーディング・ダイエット2.0展開

 昨日の件は、追加で書いたとおり収束に向かっているよ。
 とりあえず昨日のブログから商品リンクは外しました。
 契約を締結後、ここでちゃんと告知するね。

 僕もiPhoneユーザーだから、iPhoneアプリのレコーディング・ダイエットソフトには興味あるし。
 やっぱりオープン・ライセンス化(という表現で正しいのかな?)してよかったなぁ。

 さて、今日はさらに話を進めちゃう。
 ビッグなお知らせです。

 レコーディング・ダイエットで52万部を越える最大のベストセラー『いつまでもデブと思うなよ』新潮新書を、近日中に無料公開します。
 公開するのは同書の第一章・第二章部分。なんと新書で約70ページ分のボリューム! 
 ダイエットの必要性や動機付けという、同書のキモの部分を全部見せちゃう。

 これでさらに一歩、レコーディング・ダイエットのオープン化が進んだわけ。
 いままで、いろんなブログやダイエット紹介ページでレコーディング・ダイエットが紹介されたけど、正直なんだかしっくり来なかったんだよね。
 「いや、メモしてカロリー制限するだけじゃない」とか「まず動機付けだろ!」とか思っていた。
 でも現実に僕が打てる手というのは、そういうサイトやブログに対して「ちゃんと本を読んで欲しいなぁ」と悔しく思うだけだったんだ。

 しかし、これからは違うよ。
 レコーディング・ダイエットを紹介してくれるブログやサイトにはできるだけリンクを呼びかけようと思う。
 先方だって、自分でダイジェスト書かなくても「本物」があるなら、そっちにリンク貼った方が便利に決まってるしね。

 レコーディング・ダイエットについて知りたいけど本屋で売ってない、という人もこの冒頭二章分があれば確実に理解が深まるはず。
 あとは既刊や来月10日発売の文春文庫『レコーディング・ダイエット決定版』を読めばいいし、このブログの過去ログやいまの日記を見てもわかるようになっている。

 出版社さんにとっては、ちょっと困ったアイデアかなぁとは思っていた。
 だから一生懸命、お願いしたら新潮社さんがOKしてくれたので、今回の処置ができるようになった。
 本当にうれしいよ。
 新潮社さん、ありがとう!太っ腹!

 まだまだレコーディング・ダイエット2.0は進化する予定です。
 来週以降も、いくつかサプライズを考えているし。
 このブログも、みなさんのコメント部分込みでいずれ出版もしたいと思っている。
 その時に発生する印税の使用方法も、ここで考えようと思っているんだ。

 すべてをオープンに!とは言わない。
 それはきれい事だし、無責任かな、とも思う。

 でも、できるだけオープンに。
 誰にでもアクセスし、参加できる可能性を。
 それがぼくたちのレコーディング・ダイエット2.0の目指す地平なんだ。

 あ~、深夜に書いたから恥ずかしいブログになっちゃったかもね。
 でも、たまにはそういうのもいいよね(笑) 許してね。
 僕、ほんとうはこういう暑苦しい奴なんです(笑)

 今日はここまで。
 じゃ、また明日ね。

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