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2010年3月25日 (木)

たったひとつの冴えたやりかた

 この一連のシリーズは二つのブログ(「岡田斗司夫のゼネラルプロダクツ」「レコーディングダイエット2.0のススメ」)の交互で進行しています。
 最初から読む場合は、この日記からスタートしてください。


 男の子にはみんな、ヒーロー願望がある。
 世界のピンチに立ち上がり、悪を倒すのだ。
 勝利と引き替えに自分も死ぬパターンや、可愛い女の子に抱きつかれて平和に終わるパターン。
 いろんなドラマ進行はあるだろうけど、でもヒーロー願望だけは共通している。
 ほとんどの男の子が持っている。
 
 幼稚園児なら九割ぐらい持っているだろう。
 小学校三年でも半数近くは、まだ夢見ているはずだ。
 しかし、小学六年ではどうだろう?クラス男子のほとんどは、もうアニメや戦隊ヒーローから卒業してる。いつまでもそういう「ガキっぽい」夢に浸るなんてかっこわるいじゃないか。
 
 そうだね。ヒーローなんてガキっぽい。
 でも見渡すと、そこには「正義」がないクラスが広がっている。
 なんでみんなであいつを無視するんだろう?
 なんであいつはいじめられてるのに無理やり笑って、僕もおかしくもないのに笑おうとしちゃうんだろう?
 ガキっぽいヒーローものの世界を卒業すると、そこには「正義も何もない」世界が広がっていた。
 
 普通、人はここで「適応」する。
 「成長」と言い換えることもできるだろう。
 単純な、ヒーロー番組のような「正義」なんか存在しない。
 人間関係は複雑系の問題であり、心理学や社会学や組織力学の問題だ。
 大人になろう。夢想は退行であり、負け犬の隠れ家だ。

 僕たち男性は、そうやって「男の子」から卒業する。
 きっと、女の子は逆なんだろうね。「女の子」という枠をゆっくりはめられて、その中の競争やゲームに参加するように求められる。
「女の子」になる前の世界に、なにか置いてきてしまうような感覚があるんじゃないのかな?
 それを「適応」とか「成長」って呼んだりしていない?
 僕は女の子じゃないから、よくわかんないんだけど。
 
 いやいや、ゴチャゴチャ書きすぎた。
 ごめん、昨日の話の続きだよね?
 そう、マイケル・ジャクソンの話の続きだ。
 
 マイケルは、彼の歌とコンサートツアーの力で、地球の環境破壊を止められると本気で信じていた。
 理屈もへったくれもあったもんじゃない。
 「狂った」男だから、そんな夢を信じることができた。
 
 マイケルは「世界を救える」と本気で信じていた。
 だから、どんな成功を収めても幸せじゃなかったろう。
 自分のやってることで、世界を救いつつある。
 この実感が感じられる時だけが、マイケルが満足できる瞬間だ。
 うん、知ってるよ。その感じ。
 誇大妄想とか自意識過剰とか人は笑うだろうけど、その気持ちや焦り、僕は知っている。
 
 だって、僕も同様に「狂った」男だから。
 僕の目標はマイケルよりずっとささやかだ。
「人類の苦痛の0.3%を軽減すること」
 これが僕の目標だ。
 
 夢じゃない。夢だったらもっと壮大な、現実不可能なことを言うよ。
 単に目標なんだ。自分の寿命がある間に果たすべき宿題。
 それが「人類の苦痛の0.3%の軽減」だ。

 たった0.3%。これなら充分に狙える。勝算がある。
 僕の狂った頭はそう告げる。
 人類を幸せにすること、じゃない。それは宗教の役割だ。
 人類を不幸から救うこと、でもない。それは政治の役割だ。
 いまみんなが生きている中で「ムダな苦痛」が存在する。それはちょっとしたコツや考え方の切り替えで、急に楽になる。楽になったような気がする。その程度でかまわない。
 
 不可能に聞こえるだろうか?
 いや、僕には充分可能な範囲だと思えるよ。
 
 たとえばレコーディングダイエット。このメソッドで痩せた人はおそらく10万人前後だろう。
 知ってるかな?いまメキシコでは糖尿病患者が凄まじい勢いで増えている。15年前は統計値にあらわれなかったのに、現在メキシコ人口の1/7以上が2型糖尿病患者だ。(日経サイエンス2007年12月号)
 糖尿病は本人だけではない。家族にも負担を強いる。病気が進行すると目が見えなくなり、足を切断しなければいけない場合もある。4人家族の場合、一人が糖尿病になって悪化すると、家族4人とも暗い家庭になってしまいがちだ。
 だから、僕はレコーディングダイエット普及で10万人前後が痩せた、ということを「10万家族=40万人前後が不幸からあるていど遠ざかった」と考えている。
 
 肥満は贅沢病と考えられているけどそうじゃない。現在、地球の飢餓人口は8億人。この40年で1/4以下に激減し、今なお減り続けている。しかし肥満に苦しむ人口は13億人以上で、この数字は増える一方。しかも経済後進国ほど肥満人口が多い。(同じく日経サイエンスより)
 世界を苦しめているのは、飢えよりは肥満なんだ。
 だから僕は、自分のダイエット法が普及することを心から願っている。本だけでは10%程度の成功率だから、このサイトで常連の人が励ましやアドバイスのコメントしてくれてるのを見ると、「このサイクルを世界に広げられないか?」と考えてしまう。
 そうすれば、世界の苦痛の0.3%に手が届くのに。
 
 『オタク学入門』という本を僕は書いた。
 発売当時、日本のオタクたちは不当に差別されていた。もちろんこの本で差別は無くせない。彼らの悔しさや悲しみの助けになったとも言わない。でも「差別感」をほんの少しだけ軽減させたのは事実だ。
 当時のオタクたちの心をほんの数%だけ支えた、と言ってもかまわないと思う。
 
 僕がいま朝日新聞で「悩みのるつぼ」で答えてる時の論理法や考え方。これも「人生をほんの少し楽にする」思考法だ。
 『フロン』で展開した「女性の内面をエミュレートするオカマエンジン」にしても、『人生テスト』で紹介した「わからない人がわかる」4タイプ判別法も、いまイベントで紹介しているノート術も、ベースはみんな同じ。
 その人の不幸や、たとえば貧困はどうにもならないかも知れない。
 でも、そういう毎日をほんの少し「楽な気がする」程度には持っていける。

 それにね、ダイエット本を出版してわかったことがあるんだ。
 自己管理に成功すると人は自信を持つ。
 ダイエットに成功することで、人生に前向きになれる人ってすごく多いんだよ。
 余計なプライドを背負い込んで傷ついてる人はあんがい多い。
 プライドって「実績のない自信」のことなんだよ。
 「未来から実績を借り入れして、無理やり自信を保ってる状態」、それがプライドが高い、という状態だ。
 でもダイエットに成功すると、人は「実績」を感じる。プライドは自信に変わる。
 自信が持てると、人は元気になれるんだよね。
 元気になれるだけでいい。それだけで人類の苦痛の0.3%は軽減できる。
 人類の歴史から貧困は無くせないだろう。でも貧しい家庭にも笑顔はある。
 楽しく生きる手助けができれば、今日の心配をほんの少しでも軽減できれば充分じゃないの。
 それが僕の本の目指している視点の切り替え、多様な視点の提供だ。
 
「ノート術」「ダイエット」「論理的思考」「話術」「オタク学」「評価経済への移行」
 いろんな形があるけど、それらはすべてメソッドや考え方に過ぎない。
 ベースにあるのは「ちゃんと理屈が使えれば大丈夫だよ」「理屈を使って、感情を幸せにしてあげよう」という価値観だ。
 この価値観の使い方、それぞれのジャンルにメソッドとして落とし込んでツール開発(著作やマニュアル)を続ければ、まぁ「苦痛の0.3%緩和」ぐらいは可能じゃないの?
 たった0.3%と言われるかも知れないけど、男子一生の仕事としては、そこまでやれば充分だろう。
 それ以上の実現不可能な数値を目指したら、それこそ誇大妄想狂だよね。
 僕は狂っているけど、そんな計算だけは得意なんだ。
 狂ってるだけで、バカじゃないからね(笑)
 
 でもね、なんだか間に合わない気がしてきた。
 前にも書いた出版界の低迷、というよりはっきり言うと沈没という情況。
 不況というより「経済的テロ」と言った方が正しいような、一人の成功者を生み出すために多数の破産者を出すネット資本主義。
 経済が、なにかおかしくなっている。
 第二次大戦後、日本人が盲信できた「豊かになるには一生懸命働けばいい」が通用しなくなり、バブル崩壊後に信じられた「勝ち組に入るには、チャンスを掴んで抜け目なくすればいい」もすでに通用しない。
 キャリアアップ?自己投資?
 それって大地震が起きてる最中に、健康のためジョギングするようなものじゃないの?
 いま一流企業・大企業と言われている会社で、はたして5年後も大規模リストラしないと言い切れる会社が何社あるだろうか?
 ここまで激しい不安定さ、まったく安定感のない情況を「不況」などと言っていいんだろうか?
 
 僕はこれまで、自分の目標である「苦痛の0.3緩和」は可能だと思っていた。でもそれは、世界がある程度平和で安定している状態であってこそ、だ。
 でももし、いま貨幣経済社会ぜんぶが沈没しつつあるなら、その中で0.3%程度の持ち直しを図っても意味ないじゃないか。それこそ「大地震の最中に、健康のためジョギングする」みたいな行為だ。
 
 じゃあ、どうする?
 八方ふさがりだ。
 本は売れない。もうすぐ自分自身も経済的に苦しくなるだろう。
 世界経済はますます不安定になる。ちょっとばかし改善したからといっても焼け石に水だ。
 せめてダイエットやノート術だけでも、ネットで無料で提供できないだろうか?そのための知識が僕にはない。勉強したけど無理だった。
 セミナーや塾や通信教育や家元制度、ぜんぶ考えてみたけどすべて一長一短だ。
 なにより「僕のメソッドを必要としてる人ほど、金銭的に余裕がない」んだよね。
 
 世界を救うどころじゃない。
 僕がピンチだ。
 マイケルを可哀相がってるヒマなんかあるはずない!
 
 これがこの二年、僕が考え続けていたことだ。
 世界の危機と、自分の危機。
 
 どっちも解決不可能に思えたけど、どっちも手放すわけにはいかない。
 にっちもさっちもいかなくなった僕に天啓を与えてくれたのは、一冊の本と一人のスーパーハッカー、そして一つのシステムだった。
 『FREE』と
 『小飼弾』と
 『twitter』。
 
 一つだけじゃダメだ。二つでも足りない。
 この三つが目の前にほとんど同時にあらわれて、僕はついに発見した。

 「たった一つの冴えたやりかた」を発見したんだ。

 今日はここまで。続きはまた明日ね。
 じゃ、明日は「岡田斗司夫のゼネラル・プロダクツ」でね。

 今回のBGMは「小さなスーパーマン ガンバロン」だよ。

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コメント

twitterのIDはmilkaneです。
昨日マイケルの日記になんだか目頭が熱くなりました。おかしいですか?w
 
私もレコダイが続かない一人です。勿論ちゃんと買って読みましたよ。なのにできない・・・自己嫌悪。その時に岡田さんにツイッターで「とりあえず体重だけ量っていこう」とアドバイスもらってまたはじめています。
実績と自信の話はよくわかりました。
実際、自分を励ますのは過去の実績で、私の場合「禁煙の成功」がそうです。なのでくじけずダイエットもできるかもしれないと思っています。

「たった一つの冴えたやり方」、楽しみにしています!

投稿: みかん | 2010年3月25日 (木) 21時46分

あれっ今日は文章が読みやすく頭にじんわりと
入っていきました。冴えたやりかた、たのしみに
しています。

投稿: ハシ夫 | 2010年3月25日 (木) 22時29分

140字では伝え切れなくて。
たったひとつの冴えたやりかたを読ませていただきました。
人は働く時にもちろん報酬も大事だとは思いますが、それ以上に大義を持って働くことが出来れば何ものにも代えられない充実感を持てるものです。そんな時には人生全てを肯定することさえ出来てしまいます。
25年前に入社した会社では最新の映像機器を販売しており、それに携わることで世界中の映像マニアのために身を粉にして働ける自分がいました。そのあと社内的には大人になってしまいポジションも変わり、当初の熱い想いはいつのまにやら消えてしまいました。今日、ブログを読ませていただきそんな変わり果てた自分を認識して愕然としています。
明日の続きを楽しみにしております。
twitterのIDはasianmajorです。

投稿: カジモド | 2010年3月25日 (木) 22時29分

いいですね、苦痛の0.3%削減。
僕が今の仕事をすることになったのは結局
正義の味方に成りたかったから。
警察や消防、ましてや軍人とは違う方法でどうにかしたかったから。
僕は僕に近い人しか助けれない、
でも皆で少しづつやれば皆助けられる。
そういうことですよね

ガンバロンのテーマ、久々に聞きました。
モチベーション上がるわ~

投稿: 2台目 | 2010年3月25日 (木) 22時35分

レコダイを初めて4ヶ月、13kg落ち、ベルトも2回切りました。
初めて家計でなく小遣いから服を買いました(^^;
「プライドが自信に変わる」を身をもって実感しています。
この4ヶ月の間に周囲の状況が大きく変化し、ツライ決断もありました。
でも、不思議と今はそれを受け止めて立ち向かう勇気を持てています。
私の人生の0.3%なのか3%なのかは分からないけど、緩和することを助けてもらったと思っています。
なんだろう、自分のことしか書いていないけど、これを書くことで何かを岡田さんに返せることになればと思って書きました。

投稿: 峰次郎 | 2010年3月25日 (木) 22時44分

たった一つの冴えたやり方!?
これって、ついに明日、会社の全貌が!?
楽しみすぎます!
できれば自分も大いに貢献できるシステムでありますように!!
(-人-)

投稿: のぶ | 2010年3月25日 (木) 22時54分

こんばんはヽ(´▽`)/
そうなんです。私、元気になったんです。
レコダイ手帖の一日目はグラフも点ひとつだけだったのに、何日も続けていくとそれが軽やかに波打ちながらどんどん右下がり。
食べることにこんなに感謝できるようになれたのも岡田さんのおかげです。今日もご飯がとっても美味しかった!
『twitter』も岡田さんに教えてもらってはじめました。いろいろな人とつながっていけるすばらしいツールですよね。私はここで自分が本当にやりたいことを見つけることができましたよ。
次回も楽しみにしています。
@tibiusamakikoぜひフォローしてくださいヽ(´▽`)/

投稿: ちびうさまきこ | 2010年3月25日 (木) 23時01分

私は、相変わらず助走しつつ、もぉすこぉしすすんじゃおっかなぁと思っている今日この頃です♪。

『ダイエットに成功することで、人生に前向きになれる』ということは、逆説的に、メタボが極まって、健康と反対な状態に極まりつつ有る時には、

『無意味に後ろ向きに、否定的に、絶望的な精神状態に落込み勝ち』

な感じなんではないかと思います。


口癖の様に、
『あぁ~~、駄目だ、駄目だ』
『何やっても駄目だ』
『全くもって、無意味だ』

とか、いつも自分は言っていた気がします。

そう、自分がメタボで有った事、その過程も含めて、何一つ駄目な物ではなく、意味と理由が有って、そこから抜け出す道は必ず有るし、別にダメダメ言わなくて良い筈なんですよね。

 *  *  *

ところで、ジェームズ・ティプトリー・ジュニアのSF、『たったひとつの冴えたやりかた』を私が読んだのは確かもう20年以上前だったかと思います。

すでに、どんなストーリーだったかすら覚えていません。

その小説では無く別の小説に、私が元々愛読していた作者がコメントを寄せていた言葉だけが微かに思い出される。確か、

『ここには、本物の物語が有ります』

いえ、正確にはやはり思い出せない。その作者はどうも健在で、数年まえにヒューゴー賞を受賞していたようです。入手して、ゆっくり読もう。


そして、きっと、人それぞれのダイエットにおいても、それぞれの本物の物語が有るのだと思います。それぞれ、一人ひとりの人にとっての、たった一つの冴えたやり方とともに。

投稿: Jun-Sky | 2010年3月25日 (木) 23時02分

内容がアツイです!

ここにコメントを寄せている自分はチーム-0.3%(勝手に命名。しかもパクリ)に0.1%くらい寄与しているのでしょうか。とすると、自分も「人類の苦痛0.0003%」くらいは軽減していることになりますか?
なんてすごく分不相応な恐れ多いことを書いてみたり。

>一つだけじゃダメだ。二つでも足りない。
この三つが目の前にほとんど同時にあらわれて、僕はついに発見した。
「たった一つの冴えたやり方」を発見したんだ。

このくだりとガンバロンが最高です。自分も「FREE」を読破することを小さな野望リストに入れました。「FREE」は買ってあるので後は「読む時間」というローンをどのように組むかですね。

ああ、でもティプトリーも読みたくなってきました。減らしたい時間レコーディングの出番ですかね。

追記:苦節四ヶ月半にして90kg台を割り込みました!狂喜乱舞!あまりの嬉しさにこの場を借りてご報告。m(_ _)m

投稿: うどんきつね | 2010年3月25日 (木) 23時08分

初コメ失礼しますm(_ _)m!

『ぼくらの洗脳社会』『フロン』『世界征服は可能か?』を自分なりに読み解き、ミクシィやアメブロであれこれ書かせていただいて4年になります、みつなりと申します。

岡田さんがミクシィを脱会されるまで、岡田さんご本人の「足あと」を自分のページに確認しては喜んでいたことが昨日のことのようです。。


「自分にできることは何だろう?」とぶつぶつ考える私からすると、「苦痛の0.3%緩和!」を「自分の目標」と言い切れる岡田さんは、「This is it」のマイケルさながらです。

先輩、応援していますm(_ _)m!


投稿: みつなり | 2010年3月25日 (木) 23時24分

>急に楽になる。楽になったような気がする。その程度でかまわない。

このフレーズに何だか心地良さを感じました。
少し急ぎ足を休めて、まずはそこからと自分に言い聞かせました。

投稿: hisimirecoco | 2010年3月25日 (木) 23時31分

私は物心ついてからずっと太っていました。しかし、太っていても友達も彼氏も出来たし、そこそこいい学校にも行ってたし、家族も健康で、悩みらしい悩みや苦痛は何もありませんでした。ただ一つ、自分自身が、太っている私を好きになれない、という苦痛を除いては。
今、心の片隅にずっと引っ掛かっていた悩みに、初めて解決の光が射してきました。このまま私が目標体重に到達した場合、私の苦痛は98%位無くなります。これを0.3で割ると、何人分になるのか…
平均0.3%減でいいなら、案外あっという間に達成かも(笑)
そんな野望をもつ岡田先生だから、誰もが気づきそうで決して気づけなかった、ダイエットの本質、レコダイという武器を手に入れられたんしょうね。

投稿: ミイ | 2010年3月25日 (木) 23時32分

そうなんですよね。ヒーローになりたかったんです。いえ,今でもなりたいんです。だから私はいまだに70年代の石ノ森特撮ものが好きなんですよね。
でも現実は,仕事では自分の指示で働かされている人の辛そうな顔,家庭でもなにげない自分の一言が妻を怒らせて悲しませて。
どうやったら「働いている」って気分にさせてあげられるんだろう,どうしたら一番身近な人をいつも笑顔にできるんだろう,っていつも悩んでいます。でも,自他ともに認める誉め下手,会話下手な自分。だから岡田さんの著書に惹かれていたのかもしれませんね。

この連載記事で(そしてガンバロンの歌詞で)改めて気づいて,ちょうど自分のいろいろ積み重なった状況と重なって,ちょっと泣けてしまい,そし
てもうちょっとだけ頑張ろうかとも思いました。ありがとうございます。

私が今,岡田さんに対してお返しできるのは,こうして「少しでも楽になった」という実証データを送ることくらいですが・・・。ちょっとでも応援になれば幸いです。明日の記事も楽しみにしています。

投稿: 圖南 | 2010年3月26日 (金) 00時43分

「たった一つの冴えたやり方」に思わずニヤリ

岡田さんが何をしようとしているのか、私には未だ想像がつきませんが、興味も尽きません。

楽しみです

投稿: bbp | 2010年3月26日 (金) 08時57分

最近とてもブログの内容が濃い感じがしますね。ちょっと私には難しいかも?またわからない事も多いのですが、とても勉強になります。

~糖尿病は本人だけではない。家族にも負担を強いる~

この言葉とても重く感じました。私も出産後血圧が下がらなくなり、遺伝的にもこのままだと糖尿病予備軍だと言われ・・・。知人にやはり糖尿病の方が居て家族はとても苦労していました。病院の待合室にレコダイの本!やはり是非置いて欲しいですね。

ちびうさまきこさん・・・。
私も毎回ご飯が美味しいです。ダイエット前はなんとなく時間だから食べる!有るから食べる!てな感じで全然美味しさなんて感じてなかったかも?私もダイエットを始めて元気になりました!

ミイさん・・・。
私も自分自身が太っている私を好きになれないという苦痛!ず~と有った感じがします。当時は太って居ても全然苦痛じゃないと思っていたし、自分ではわからなかったけど今ならわかる感じがするのです。難しいけど、周囲に対する引け目って言うのかな?私も目標体重になった時、そんな感じが無くなりそうな気がしているのです。

ガンバロンのテーマ!私は始めて聞きましたが、とても元気になりますね。今も子供たちと良くアニメは見ています。勿論ヒーローものは健在だけど、結構複雑化している感じも?昔のアニメの単純さ?が好きですなんて言ったら作って居る方に怒られちゃうかな?今の子供達に是非聞かせてあげたいですね。

岡田先生のブログには男の方のコメントも多いので、とても勉強になります。勿論同性でも考え方は千差万別でしょうが、異性の方の意見も聞けるのでとても嬉しいです。

我が家の旦那さんも、いつデブ読んでくれないかなぁ?本は好きなのに私が勧めるのは嫌がる!ダイエットしている本人が勧めているんだから読んでくれても良いのに・・・。この辺の男性の心理ってどうなのでしょうか?やはり奥さんに勧められるのはプライドにかかわるのかな?でもこれこそプライドの問題?

旦那さんにも実績でプライドを自信に変えてほしい!なんてダイエット前の私の様に、太って居る事にまだ苦痛を感じている様子が無いので無理かも?しかし健康にも色々問題が出て来ているのです。食事内容は私がダイエット始めて家族の分も以前よりヘルシーになっているハズなのになぁ・・・。どうやったらいつデブを読ませられるか?これが私が目標体重に到達したらの、次の目標なのです。一生懸命?内容を話したりしているのですけどね。

またまた長々とスミマセン・・・。

投稿: yu_suzu_me | 2010年3月26日 (金) 09時22分

こんにちは(^-^*)/
最近、内容が濃いですね〜
頑張って、ついて行こうと必死です(笑)

ただ今、停滞期に入ってしまったらしく、体重が全然減りません・・・
最近では余りの変動のなさが可笑しくなってきて、今朝も体重計に乗って一人で笑っていました。
その余裕も、レコダイのお陰だと思います♪
でも、このまま減らなかったら、どうしよう〜と不安な気持ちもちょっとだけ過ぎったりするアンバランスな毎日です!

投稿: ゆき | 2010年3月26日 (金) 12時51分

初コメです。

「人類の苦痛の0.3%の軽減」
なんてすばらしくて、なんてわかりやすい目標。
ダイエットもオタク学も、岡田さんが全て「そこ」に向かっていることに、激しく納得です。

私は、結構いろんなコンテンツを持っているのに、でも何一つ形にできていない自分の最大の欠点は「欲」がないことだと思ってます。

有名になりたいとか、お金をガンガン稼ぎたいとか、そういうわかりやすい「欲」があれば、私もきっと何か形にできていたと思うのに。
でも、どうやってもそういう欲が持てない。別に、手に入れたいものも、なりたいものもないんです。だから、どっちへ歩いていけばいいのか、ずっと途方に暮れたまんまです。

ただ、手がかりになりそうなのは、ほんのちょっと、誰かの気持ちをやわらげてあげられたり、ほんのちょっと、誰かの背中を押してあげられたりしたときに感じる充実感。

それって岡田さんの目標に、かなり近い気がする。
私も真似っこして、人類の苦痛の0.15%の軽減、なんて目標を持てば、それに向かっていけそうな気がする。

岡田さんのブログを読むことで、私も自分の方向性が、ちょっと具体的に見えてきました。
「たった一つの冴えたやりかた」って、なんだろう。
続きをすっごく楽しみにしています。

投稿: YumitaChigumi | 2010年3月26日 (金) 14時05分

yu_suzu_meさん
同じような事を感じてる方がいると、本当に勇気が湧いてきます!
引け目って言葉、ピッタリです。誰も私なんか見てないんだし、太っててもいいじゃん!…と思いつつ、「デブはオシャレな店にくるんじゃねーよ!」と思われる気がしてカフェに入れなかったり(笑)被害妄想がじんわり苦痛なんですよね。(余談ですが鈴木由美子先生の漫画がこの辺の女の心理に詳しいです)
私の場合は勇気をふりしぼって岡田先生のサイン会に行ったことで、被害妄想を乗り越える決心をしました。
サイン会に行きたいけど恥ずかしい、とこのブログで打ち明けた時、背中を押してくれた先輩方がいたから行けました。今でも感謝です。
ちなみに、うちの夫もレコダイを嫌がります。本は読んだのに…超がつく面倒くさがりな上に、負けず嫌いなので、俺は運動で痩せる!と言い張ってます。何とかしたいですが、お手上げかなぁ。

投稿: ミイ | 2010年3月26日 (金) 17時59分

何%とか分かりませんけど、とりあえず私は岡田さんのおかげで楽になれました!、それよりも「壮大で実現不可能な夢」に興味が有ります、教えて下さい。

投稿: 中吉 | 2010年3月26日 (金) 18時02分

岡田さん、面白いです!
もっと、今、考えていること教えて下さい。
僕もパラダイムシフトがゆっくりと確実に進行してると思います。
そして「Free」。僕も大変興味があります。

明日の話、楽しみにしています。

投稿: かぼす | 2010年3月26日 (金) 18時23分

やはり「痩せたい」という願望の強さこそが、ダイエット成功率を高める鍵になるのだと思います。確かに手段はレコーディングを含めて数ありますが、最終的にはやる気の問題なのでは?
ちなみに僕のダイエットした動機は、友人が糖尿病性網膜症で失明しそうな状況を見て「デブであることのメリットは皆無である」と結論付けたこと。そして自分自身が通風の発作を経験したからですね。
今はどうやって維持していこうかが課題なので、ここを見て勉強させてもらってます。

投稿: 華氏451 | 2010年3月26日 (金) 18時54分

岡田さん、決して「狂った人」だけが世界を救おうと本気で考えてるわけではないと思います。きっと普通の人もおそらくはほとんどの人が心のどこかではそう思っているはずです。
学校の先生はどうでしょう?先生は生徒に立派に成長してほしいと一生懸命仕事をします。もしかしたら、その先生の教え子が世界の苦痛の1%を軽減させるかもしれません。きっとその先生は世界の苦痛の軽減に自分が少しでも役に立ったとおもうはずです。そして幸せをかみしめるでしょう。
だからそんなに気負わずに善意をもって生きていけばいいのでは?なんて思ってしまいました。
ちなみに僕はマイケルの映画を見て彼の目標を誰も信じていなかったとは思いませんでした。だってマイケルがツアーと全く関係ないことを言っているのは誰もが分かってることだと思うから。なのにあのシーンをわざわざ入れたのはマイケルの目標をみんなに伝えたっかたからだと思います。

投稿: たけ | 2010年3月26日 (金) 19時04分

ティプトリーJrは未読なんです。
勉強不足ですいません。

昨今、社会変化がダイナミックなので、岡田斗司夫さんのメソッドの関係性も浮かんできて、ご考察が進展してて面白いです。
イヤー凄い才能ですね。身の追い詰め方が違う。
普遍的な統一場理論なんてのは、ありえないんでしょうが、ちょっとでも先のステージが知りたいですね。
(僕が死ぬまでに使えそうなツールを一式用意して頂ければなんて…)
発表楽しみにしています。

投稿: 歩駒 | 2010年3月26日 (金) 20時21分

0.3%は統計学の3σでしょうか?
センミツ いわゆる1000回に3回は規格外が生じる。
もしくは1000回に3回本当のことを言う魔夜峰央作 アスタロトの魔王みたいですね。(本当はもっと嘘を言う魔王で、本当のことをいうと信じられないため相手にされないことが武器の魔王です)
当方は明らかに0.3%以内の人のため、ダンベル体操は肩凝りにきくので20年以上続けています。
レコダイは1年以上続け、最近電子秤を購入しカロリー計算をしだしたらあっという間に2kg落ちました。
なんで当たり前のことをみんな出来ないの?が人生の疑問でしたが最近ようやく、99.7%の人がナチュラルに面倒で出来ないことがわかりました。
でも私も俳優の名前を覚える気はなく、TVを見ないので世の中の流れは全くわからないためお互いさまです。
いわゆる選択と集中、相互補完でやっていきましょう。
身長165cm体重56kg体脂肪は12%くらい、体脂肪10%を目指し自転車を漕いでいます。

投稿: カオス | 2010年3月26日 (金) 23時59分

たけ様の
>決して「狂った人」だけが世界を救おうと本気で考えてるわけではないと思います

という書き込みに一部同意します。
僕も「少しでもいいから世界の人々の役に立ちたい」と日々思っているから。

昔は、世界の多くの人が同じように考えて生きていると思ってました。

でも、成長するにつれて、大半の人は「自分だけが楽して、いい思いができればOK」と考えている事に気付かされて悲しい思いをしました。

そんな中、岡田さんの最近のブログ記事を読み、とても心強く感じています。
これだけの文才、商才を持った人が本気になると世の中を良い方向に変えられるかも!

ただ、気になるのが「オタキングex」という会社?の社員がこの目的意識を共有できるのか?という点
一見、不可能に思える目的のためにタダ働きする人が集まるとは思えないのですが

また、ダイエットと同じで「成果」が現れないと、社員たちのやる気はどんどんしぼんでいきます。
「世界の苦痛が○○%軽減できた」
なんてどうやって計測するのでしょうか?

岡田さんの「思い」は理解しました
その思いを実現させるための「方策」、本気で期待しています

投稿: kk | 2010年3月27日 (土) 01時09分

みなさんのコメント数がうなぎ上りになり、岡田さん同様、ニヤニヤしているアタシです。
入学卒業のシーズンで、おまけに社の異動などなど、なんとも飲み会の席に押しつぶされそうです。
お陰様で、アタシの元気すぎる細胞達は、どんどんエネルギーを吸収し、こちらの体重もうなぎ上り。
こちらはニヤニヤしちゃあ居れませんわ(汗)
ということで、『冴えたやりかた』が公表されるのを、ドキドキしながらお待ちしています。
何度目をカウントするかのリバウンド→助走、このプロセスも人生の「楽しみ」と「元気」に繫がると思うとワクワクです♡

投稿: りあるぴんく | 2010年3月27日 (土) 09時52分

「たったひとつの冴えたやり方」を
書いたジェイムズ・ティプトリーJrは、
健在ではありません。
私は彼女のファンなので、知っています。

>1987年5月19日、老人性痴呆症が悪化した夫を、前々からの取り決め通りにショットガンで射殺し、みずからも頭を撃ちぬき自殺した。71歳であった。
ウィキペディアより。

「たったひとつの冴えたやり方」も
とても悲しい結末です。
でも岡田さんには、
みんながほほえむ、
「たったひとつの冴えたやり方」を
見つけて欲しいです。

投稿: あき | 2010年3月28日 (日) 06時47分

この会社に参加できる人って、時間があって、自分の提供できるものに凄く自信がある人なんじゃあ…。
あれ、でも、学費を払う学校なんだよね? 参加できる時間は短時間で、何も提供できないのもあり?
あれ?あれ?
という具合に、頭が切れない私は、パラダイムシフトに付いていけずに訳が分からなくなってきました(笑)
でもとにかく、参加する人は、「学び取りたい」あるいは「貢献したい」という明確なモティベーションがあって、自分が好きな人の理念に共感して集まる、自分の意志でアクションを起こせる人達。この集団って超強力じゃないの?ってのが今の感想です。いけるんじゃないですか、世界征服?(笑)

僕はおそらくあと20年は参加しないでしょう。社会には、(崩壊し始めているとしても)まだまだ貨幣経済が強く根付いていて、子供を社会に送り出すまでには貨幣と時間が必要だと思うからです。でも、「子供を社会に送り出したら、後は別にどうなってもいいや」と考えている私は、もしかしたら20年後にこの会社に参加するのかもしれません。岡田さんも是非その頃まで生きていてくださいね(笑)

投稿: あらま | 2010年3月29日 (月) 20時16分

やせてから、知人に「すごく話しかけやすくなった」と言われました。知らず知らずのうちに、周りに対して攻撃的になってたみたいです。たぶん、周りに傷つけられる前に自分を守ろうとしてたんでしょうね。
レコダイに会えて良かった。某太めカウンセリングのように、太ったままでも自分を肯定して生きてゆく道もあるのでしょうが、実際にやせた方が全然イイですよね。
私の苦痛、岡田さんは9割以上削減して下さいました。

投稿: ぴっぴ | 2010年3月31日 (水) 17時38分

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